北海道立総合研究機構 地質研究所 調査研究成果発表会 ― 2017/05/20 12:44
2017年5月19日(金),北海道立道民活動センター かでる2・7で表記の発表会が開かれました。
重点研究「十勝岳」の成果と戦略研究「地域・産業特性に応じたエネルギー分散型利用モデルの構築」の中間報告,それに2つの口頭発表と13のポスター発表がありました。
地質研究所の研究が色々な方面で発展しているのを実感できた講演会でした。
写真1 開会の挨拶をする遠藤祐司I氏(北海道立総合研究機構 地質研究所 所長)

写真2 講演する橋本武志氏(北大地震火山観測センター)
十勝岳については,札幌管区気象台,北海道大学と共同で研究を進め,火山体内部の構造が浅部,深部とも,かなりはっきりと明らかになってきました。熱水の流動状況やマグマの位置と地震発生域など貴重な情報が得られています。これらが噴火予知に役立つ可能性があります。

写真3 質問に応える鈴木隆広氏(地質研究所 資源環境部主査)
北海道の温泉放出熱量については,全道約2,000箇所の温泉の位置と利用可能量をデータベース化することから始めています。
地中熱については,富良野盆地を例に地下水流道の経路を明らかにし,地下水流同・熱輸送モデルを構築しました。地下水による熱の移流効果を見込んだ採熱が可能になります。
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