三上智さんの講演会2017/05/20 12:06

 現在の日本をめぐる状況は,国民が選んだ結果です。そんなことも含めて,色々と考えさせられる講演会でした。 

 2017年5月13日(土)午後6時半から8時半まで,かでる2・7で三上智恵さんの講演会が開かれました。

 北海道平和委員会が行っている「沖縄連続講演会 標的の大地 沖縄,そして北海道」の一つです。
 講演のタイトルは「いくさば(戦場)の今,沖縄と不屈の精神」でした。


三上智恵さん
講演する三上智恵さん

 辺野古の新基地は自衛隊が使うことを前提に造られていて,滑走路,軍港,弾薬庫が一体となった基地です。普天間基地の代替基地などではけっしてありません。
 沖縄は,ヴェトナム戦争,イラク戦争で出撃基地となっています。
 また,第二次世界大戦の沖縄戦の教訓は,軍隊がいなければ沖縄で9万4千人という民間人の犠牲はは出なかったと言うことです。
 そして今,先島諸島にも自衛隊の基地を造ろうとしています。

 北海道にも矢臼別演習場があります。古くは長沼ナイキ訴訟などの歴史があります。

北海道立総合研究機構 地質研究所 調査研究成果発表会2017/05/20 12:44

 2017年5月19日(金),北海道立道民活動センター かでる2・7で表記の発表会が開かれました。
 重点研究「十勝岳」の成果と戦略研究「地域・産業特性に応じたエネルギー分散型利用モデルの構築」の中間報告,それに2つの口頭発表と13のポスター発表がありました。
地質研究所の研究が色々な方面で発展しているのを実感できた講演会でした。


遠藤祐司氏
写真1 開会の挨拶をする遠藤祐司I氏(北海道立総合研究機構 地質研究所 所長)


橋本武志氏
写真2 講演する橋本武志氏(北大地震火山観測センター)

 十勝岳については,札幌管区気象台,北海道大学と共同で研究を進め,火山体内部の構造が浅部,深部とも,かなりはっきりと明らかになってきました。熱水の流動状況やマグマの位置と地震発生域など貴重な情報が得られています。これらが噴火予知に役立つ可能性があります。


鈴木隆広氏
写真3 質問に応える鈴木隆広氏(地質研究所 資源環境部主査)

 北海道の温泉放出熱量については,全道約2,000箇所の温泉の位置と利用可能量をデータベース化することから始めています。
 地中熱については,富良野盆地を例に地下水流道の経路を明らかにし,地下水流同・熱輸送モデルを構築しました。地下水による熱の移流効果を見込んだ採熱が可能になります。