本の紹介:3.11大津波の対策を邪魔した男たち2023/04/02 16:35

島崎本

島崎邦彦、3.11大津波の対策を邪魔した男たち。靑志社、20233月。

 

 1995年から2012年まで地震調査研究推進本部(地震本部)の地震調査委員会委員、長期評価部会長を務めた著者が痛恨の思いを込めて書いた本です。 

 

 この本に載せられている《311関連年表》は、次のようになっています(一部、補足しています)。

 

869年    貞観地震

1454年   東北地方太平洋岸津波

1611年   慶長三陸津波

1677年   延宝房総津波

1896年   明治三陸津波

19951月  阪神・淡路大震災

19973月 『四省庁報告書』太平洋沿岸部地震津波防災計画手法調査報告書

20022月 『津波評価技術』(土木学会・原子力土木委員会)

20027月 「長期評価」(三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価について:地震本部)

200310月 「日本海溝専門調査会」始まる(中央防災会議)

20056月 「日本海溝専門調査会」中間報告

2005年度〜2009年度 貞観津波堆積物の五年計画(文部科学省:産総研・東北大学)

20069月 新指針(原子力安全委員会:発電用原子炉施設の耐震設計審査指針)

20077月 新潟県中越沖地震・柏崎刈羽原発事故

20083月 新指針による見直しの中間報告

20087月 東京電力・原子力立地本部の武藤 栄副本部長による対策延期(「すぐ対策を取ろう」ではなく「研究をやろう」:「津波評価技術」(土木学会・原子力土木委員会)を新しいものにするため)

200810月〜12月 東京電力による報告延期の根回し

20093月 「長期評価」書き直し(200858日の「茨城県沖の地震」:M7.0 が発生したことなどによる見直し)

201011月 「活断層の長期評価手法(暫定版)」

20111月〜 地震本部事務局と電力企業・保安院などとの秘密会議

20113月 311大津波

 

 2008年頃からの東京電力による津波対策を先延ばしにする経過が詳しく書かれています。

 

 今、原発の再稼働、60年を超えての運転と原子力ムラが動きを活発化させています。原子力規制委員会の元地質学会会長・石渡 明委員は、原発の運転延長に反対しましたが、異例の多数決によって延長が決められてしまいました。

 

 この本には「原子力ムラの相関図」(1213ページ)が載っています。政治家や経済産業省、主要な大企業、メガバンク、メディアが関わっている巨大なムラであることがよく分かります。今、原子力発電をめぐって起きていることを理解する上でも大事な情報が書かれています。

 

 



本の紹介:マルクス 生を呑み込む資本主義2023/04/16 18:22

本_マルクス

白井 聡、マルクス せいを呑み込む資本主義。講談社現代新書、20232月。

 

資本は、その元を辿れば労働者の労働の産物です。しかし、資本主義社会のもとでは労働者は自分が生産したもの(商品)によって深く支配されてしまいます。マルクスは、これを「疎外」としてとらえました。このことを明らかしたのが、「フォイエルバッハに関するテーゼ」(1845年)と「ドイツ・イデオロギー」(18451846年)です。

 

マルクスの資本論は、商品の分析で始まります。これは、資本主義を分析するにあたっての最小単位が商品であるためです。この商品は、物だけでなく労働力、土地(広くとらえれば「自然」)、そして人間の生き方(生)までを対象としてきました。

1400年代末から1800年代前半にかけて、イギリスでエンクロージャー(土地の囲い込み運動)が起きました。これによって農民が浮浪民化して、自分の労働力を売るしか生きるすべがなくなりました。労働力が商品化されたのです。商品が商品を作るという社会が出現しました。大事なことは、資本主義社会は歴史のある時代から誕生した社会であり、大昔から自然に存在していたわけではないということです。

 

商品は、使用価値と交換価値という二重性を持っています。これに対応して商品を生産する労働も「具体的有用労働」とよばれる労働の質的側面と「抽象的人間労働」とよばれる交換価値を形成する二つの側面があります。

商品の交換は、「一般的等価物」(貨幣)を通して行われます。歴史的にそれは金と定まりました。社会的富=商品となった近代資本主義社会で、初めて諸財の価値が通約可能となりました。それを可能にしたのが抽象的人間労働、すなわち商品化された人間労働力です。

 

貨幣は、物としては金属の塊や紙切れですが、「商品間の社会契約」によって「社会的な力」を持ち、私有財産として持っていれば「私人の私的な力」になります。なので、貨幣を求める衝動には際限がなくなり、「貨幣退蔵」という倒錯した欲望として現れます。

 

資本というのは、剰余価値を獲得する不断で無制限の価値増殖運動です。この剰余価値は、労働者が生産する価値(具体的有用労働によって生産される価値)が労働力の価値(交換価値=賃金:抽象的人間労働の次元)を上回るために生まれてきます。この賃金の水準は、労働者が明日もまた働きに来ることができ、子孫を残すことができるのに最低限必要な程度に一致します。

 

労働時間は、賃金に相当する分の価値を生産している「必要労働時間」と賃金分以上の価値を生産する「剰余労働時間」に分けられます。しかし、資本家は二つの労働時間を合わせた分の労働力を買っているので、賃金をもらって働けば剰余価値は必ず発生するというのが資本主義の仕組みです。労働時間を延ばすことによって剰余価値を増やすのが「絶対的剰余価値」です。これに対して生産力・生産性を向上させて剰余価値を増やすのが「相対的剰余価値」です。相対的剰余価値には、技術革新によって得られる剰余価値である「特別剰余価値」があります。これは他社に先駆けて新技術を導入することによって得られる剰余価値で、現在の価値と未来の価値との差異によって生じるものです。

資本主義社会では「絶えざる生産力の増大、生産性の向上」は資本に内在する価値増殖の欲求なのです。資本主義社会になって生活が豊かになったのは確かですが、資本主義は人間の幸福を第一目標とはしていないのです。資本は人間の道徳的意図や幸福への願望とは全く無関係なロジックで運動しているのです。資本主義の弊害を資本家の貪欲といった人格的な次元に求めても問題は解決しません。

将来のどこかのある一点で資本主義の矛盾が爆発し、「資本主義の私的所有の最後を告げる鐘が鳴る。収奪者が収奪される」のです。

 

「資本論」では「包摂」という概念が示されています。ここで言う「包摂」は、資本による地球全体の包摂です。これは、社会が受け入れて適切に居場所を与えるという現在一般的に使われている意味ではなく、人間の都合には本質的な次元では一切配慮しないというロジックを持つ資本の包摂のことです。

資本主義的生産方式では、賃金労働者は自らの労働力を資本家に売るほかない状況に置かれます。賃金労働者は望むと望まざるとに関わりなく資本の増殖運動に加担させられ、労働は資本のもとに「包摂」されていることになります。

さらに、生産効率を上げるために、工程は細分化され分業が高度化していきます。そして、生産の主体は人間ではなく機械装置になってしまいます。

 

歴史的に見ると、十九世紀の資本主義は、超長時間労働と最低限の賃金で労働者を使うことによって、剰余価値を最大化し利潤を最大化させようとしました。しかし、生産された商品を買う労働者が貧困になれば購買力が低下します。そこで海外へ市場を求め、ついには二つの世界戦争をもたらしました。個々の資本家は、利潤追求のために合理的な行動を取ったのですが、全体としては資本蓄積が困難になったのです。

第二次大戦後、アメリカの自動車メーカーであるフォード社は、徹底的な合理化によって商品を安くすると同時に、労働者に対しては比較的高い賃金を払いました(フィーディズム)。耐久消費財の大量生産・大量消費で経済成長を実現させ、資本の側も利益を伸ばすことができたのです。

 

1970年代以降の新自由主義の時代になると、労働者による資本の論理の内面化が進行し、実際は資本に奉仕しているに過ぎないのに自分は自由で進歩的であるかのように思い込む心性が蔓延します。人間の精神が包摂されたのです。労働力商品の所有者としての労働者は、自分の商品を有利な条件で販売することにもっぱら関心を持つようになります。

 

<感 想>

「資本論」が明らかにしたことは何なのかを非常に分かりやすく解説しています。

最後のところで、「居酒屋甲子園」の様子と著者の考えが述べられています。資本による包摂が具体的に分かります。

資本論に依拠しながら、白井氏自身の考え方が述べられていて資本論の理解を助けてくれます。同時に、今の社会のあり方について考えさせられる内容です。

いろいろな資本論の解説書は読んでみましたが、この本が一番分かりやすいです。資本主義社会の仕組みを根本の所から理解したい人は読んでみると良いと思います。


本の紹介:トンネルの地震被害と耐震設計2023/04/19 10:26

トンネルの地震被害

土木学会 トンネル工学委員会 技術小委員会 トンネルの耐震性に関する技術検討部会 部会長 朝倉俊弘、トンネルライブラリー33 トンネルの地震被害と耐震設計―山岳・シールド・開削トンネル―。土木学会、20233月。

 

 タイトルにあるように、この本では、山岳トンネル、シールドトンネル、開削トンネルのそれぞれについて述べています。


 地震によるトンネルの被害には、ごく大雑把に言って次のような特徴があります。

・断層破砕帯・脆弱層・湧水の多い箇所で地震による変状が発生しやすい。

・施工が困難であった箇所で地震の被害が発生しやすい。

・シールドトンネルは、地震には比較的強く被災事例が少ない。

 

 トンネルに被害をもたらした地震には次のものがあります。

 この中には、外国のトンネルの被災が載っています。メキシコ地震ではシールドトンネルのリング継ぎ手が切断されました。台湾の集集地震では山岳トンネルにズレが生じました。

 巻末の参考資料には、このほかの地震によるトンネル被害が載っています。

 

1923年 関東地震

1930年 北伊豆地震

1948年 福井地震

1952年 十勝沖地震

1964年 新潟地震

            伊豆大島近海地震

1978年 宮城県沖地震

1985年 メキシコ地震

1987年 千葉県東方沖地震

1993年 能登半島沖地震

    北海道南西沖地震

1995年 兵庫県南部地震

1999年 台湾集集地震

2000年 伊豆諸島北部地震

    鳥取県西部地震

2004年 新潟県中越地震

2007年 新潟県中越沖地震

2008年 岩手・宮城内陸地震

    岩手沿岸北部地震

2011年 東北地方太平洋沖地震

2016年 熊本地震

 

 山岳トンネルの主な被害状況は次のとおりです。

 

1923年 関東地震:中央線・与瀬トンネル;覆工が崩壊 地表陥没

    外房線・土気とけトンネル;覆工アーチ部のコンクリートと土砂が    落下

1995年 兵庫県南部地震:山陽新幹線・六甲トンネル;断層破砕帯12箇所で圧ざ・ひび割れ開口・側壁コンクリートのはく落

     西宮北道路・盤滝トンネル:アーチから側壁にかけて覆工コンクリート崩落 舗装版隆起

2004年 新潟県中越地震:上越新幹線・魚沼トンネル;アーチ部の覆工    コンクリートの崩落 

国道17和南津わなずトンネル;天端の覆工コンクリート崩落 アーチ部と側壁の打ち継ぎ目で圧壊 覆工コンクリートにひび割れ

2011年 東北地方太平洋沖地震:東北新幹線・福島トンネル;中央通路    部の損傷 りょう盤(梁盤)コンクリート構造区間で軌道隆起

*りょう盤コンクリート:線路が直接載るスラブコンクリートの下に路盤コンクリートがあり、その下に打設されるコンクリートの。トンネルでは、りょう盤コンクリートを打設している区間にはインバートを設置していない。

2016年 熊本地震:熊本県道28号熊本高森線・俵山トンネル;覆工の半  断面が崩落 鋼製支保工座屈 インバートひび割れと路盤の隆  起

 

 この本では山岳トンネル、シールドトンネル、開削トンネルの順で述べられていて、各トンネルが同じ章立てとなっています。山岳トンネルを例に取ると次のようになっています。

 

3.山岳トンネル

3.1地震被害事例

3.2主な研究事例

3.3耐震対策の考え方

3.4耐震対策の事例

3.5山岳トンネルのまとめ

 

 そして、「6.トンネル耐震性検討のための試計算」となっていて、開削、シールド、山岳の各トンネルについて同規模のトンネル構造を想定し、土かぶりや地盤条件などの設計条件を統一して耐震計算を行っています。地盤の応答解析は「応答変位法」を用い、「レベル2地震動」を対象に行い、「耐震性能2」を目標として実施しています。

 

 巻末の「参考資料」(304-415ページ)も非常に充実しています。

 

 断層破砕帯のように地盤条件が急激に変化する箇所、大量の湧水があって地山が劣化しやすい箇所などを地質調査で可能な限り正確に把握し、設計・施工段階で手当を行うことでトンネルの寿命を長くする努力が必要です。

 また、維持管理においても変状原因を特定できるような地質調査を立案することが大事です。そのための第一歩として非常に重要な文献だと感じます。

 

令和5年度 北海道応用地質研究会 特別講演会および特別報告会2023/04/26 15:23

 表記行事が2023421日(金)午後250分から同450分まで、北海道大学・学術交流会館とオンラインで開かれました。 

 

 特別講演会:坂中伸也氏(秋田大学大学院 国際資源学研究科):電気探査による地下構造解釈と適用例

 特別報告会:小俣雅志氏(株式会社パスコ 防災技術部):SAR衛星を利用した自然災害の判読

 

<坂中氏の講演>

 物理探査には、地震探査(地震波速度)、重力探査(密度)、地中レーダー探査(誘電率)、磁気探査(磁化率)、電気探査(比抵抗)、電磁探査(比抵抗)などがあります。物理探査の長所は、非破壊であること、大深度の地下構造を把握できることです。短所は、解像度が低いこと、一意的に地下構造を決定できないことです。したがって、地質学的手法と物理探査を組み合わせて地下構造を決定する必要があります。

 

 電気探査では比抵抗法が一般的です。現在は、電気抵抗トモグラフィ(ERTElectrical Resistance Tomography)と呼ばれることが多いです。

 この方法は、それぞれ対の電流電極(Ccurrent)と電位電極(Ppotential)を地面に差し、電流(I)を流して電位差(V)を測定し、大地の比抵抗(ρ)を計算します。

 電極の間隔が大きくなると深いところまでの地質が反映されます。

 岩石種によって比抵抗値は異なりますが、火成岩類では、ほとんど同じ範囲の値となり区別は難しいです。海水の比抵抗は0.25-0.30 Ω・mで一定しています。比抵抗値に最も影響するのは地盤の水分率です。

 *水分率:体積含水率のことと思われます。体積含水率は物質の全体の体積に対する含まれる水の体積の百分率です。

 

 電気探査は、地質構造、活断層、活火山、地熱、資源、地すべり、塩淡境界、廃棄物浸潤、地盤汚染、堤防などの地盤安定度、遺跡などに利用されています。

 電極の配置方法によってウェンナー法、シュランベルジャー法、ダイポール・ダイポール法があり、ダイポール・ダイポール法が主流の方法となっています。

 現場で得られるのは、比抵抗が単一で一様と仮定したときの値で、見かけ比抵抗と呼ばれます。

 

 電気探査の実施例が話されました。

 

<二ツ井鉱山跡の原油兆候地>

 縄文時代からの油兆地で、原油は800900万年前の下部七座層(かぶ・ななくらそう)から滲出しています。見かけ比抵抗測定値から疑似断面図を作成し、見かけ比抵抗の計算値から得られた断面図と比較して、どの程度正確に地下構造を表しているか検討します。

 ここでは、ほぼ水平な低比抵抗層の上に高比抵抗層が載っている構造が出ました。低比抵抗層が水の層で、その上の高比抵抗層が油だと判断しました。

 

<秋田市仙翁台の地すべり>

 頭部滑落崖に相当する個所に比抵抗値の落ち込みがはっきりと表れました。開口亀裂が形成されていると想像されます。この電気探査結果は、地すべり頭部および中段付近の2か所の開口亀裂を検出しています。また、すべり面の位置も、ほぼ的確にとらえています。

 *この付近の地質は、女川層(おんながわそう:約1,100万年前)の硬質頁岩で、流れ盤構造となっています。付近にはドレライトの貫入岩があります。

 

<大仙市土川杉沢のデイサイト貫入岩>

 秋田県大仙市の土川杉沢(つちかわすぎさわ)の採石場はデイサイトを採掘していました。採石場跡で電気探査を実施したところ、デイサイトの比抵抗は200 Ω・mで周囲は低比抵抗を示しました。幾つか測線を設けデイサイトの形を出したところ、デイサイトは下から鉛直に貫入してきたのではなく採石場跡の方向から低角で貫入していることが分かりました。

 *このデイサイトは、中期中新世の八割層(男鹿半島の西黒沢層相当)で約1,200万年前に活動したものです(細井ほか、2019)。この地域は、下位にデイサイト質火砕岩類があり、その上にデイサイト溶岩あるいはデイサイトの貫入岩が分布しています。

 

<男鹿半島の申川(さるかわ)断層の撓曲崖(とうきょくがい)>

 申川断層は男鹿半島の付け根付近に分布する南北性の推定断層で、直線的な撓曲崖が形成されています。電気探査の結果、低角の断層と思われる構造が出てきました。しかし、この低角断層を狙って行ったボーリングでは断層を捕まえられませんでした。かなり高角の断層を考えなければならないようです。

 電気探査だけからでは地下構造モデルを一意的に決定できない例です。

 電気探査では初期モデルの正確性が重要です。

 

<小俣氏の講演>

 SAR(合成開口レーダー: Synthetic Aperture Radar画像は、衛星から斜めに照射したマイクロ波を使って画像を得ています。利点は、昼夜の別や天候に左右されずに画像を得ることができる点です。開口レーダーで得られた画像を合成したものが合成開口レーダー画像です。使用しているマイクロ波は、「だいち」(ALOS:日本)のLバンド、「センティネル」(Sentinel:欧州宇宙機関)のCバンド、「テラサーエックス」(TerraSAR-X:ドイツ)のXバンドです。Lバンドの波長は150-300mmCバンドは37.5-75.0mmXバンドの波長は24.0-37.5mmです。

 マイクロ波は、水面では鏡面反射して衛星まで戻ってきません。木や草は乱反射するので区別することができます。

 干渉SAR画像は位相の半波長分で色分けしています。不動点から見ていくと良く理解できます。2方向のSAR画像を合成して2.5次元解析を行います。

 2018年の北海道胆振東部地震で被害が出た札幌市の清田地区では余効変動が観測されました。

 LC-InSAR図という解析方法があります。熊本地震では地形的には活断層が見えないところで地表面のズレ(活断層)を発見しました。過去の活断層も発見しました。1-2cmの変位量があれば、何か変動があることは分かります。

 

<感 想>

 二つの講演とも非常に面白い内容でした。

 電気探査については、原理が非常に良く分かりました。探査結果の解釈では、地質の知識が必須であることを強調していたのも印象的でした。

 衛星で得られる様々なデータが応用地質に利用できることは知っていましたが、これほどまで精密で地表変動を捉えられるというのは驚きでした。



札幌の春(その1 大通公園)2023/04/26 17:07

 風はちょっと冷たいですが、札幌も春になりました。札幌テレビ塔から西に延びる大通公園に花が咲き出しました。

 

キタコブシ

写真1 キタコブシ

 


エゾヤマザクラ

写真2 エゾヤマザクラ

 

ソメイヨシノ
写真3 ソメイヨシノ