士別ハーフマラソン2012/07/23 18:12

 7月22日(日)二行われた士別ハーフマラソンに参加しました.このコースは剣淵川右岸に広がる標高120mほどの士別市街から出発して,東に向かって坂を登って行き,標高140mほどの天塩川流域に出て北西に向かって走り,再び坂を下って市街地に戻ってくるコースです.最高点は最初の坂を登り切ったところで,約140mです.1周約10kmでハーフマラソンはこれを2周します.
 坂を登り切って天塩川流域に出たところは,広々とした水田が拡がり風も気持ちよく感じられます.もちろん,北海道とは言え夏ですから,それなりの暑さですが湿度が高くないのと風が涼しいので,走っていてもそれほど,めげません.
 地形的に不思議に思うのは,この付近では本流の天塩川より支流の剣淵川の方が標高が低いことです.国道40号もJR宗谷線も士別から南では天塩川沿いでなく剣淵川沿いを走っています.
 
 毎年,夏の合宿をかねて有名選手が出場します.今年は埼玉県庁の川内優輝選手が1時間05分00秒で優勝しました.ちょうど私が1周目のゴール地点を通過する頃に川内選手がゴールしました.本当に,あっという間に追いつかれました.川内選手は招待選手ではなく一般参加です.女子ハーフで優勝した伊藤 舞選手も一般参加でした.
  このレースの関門時間は,20kmで2時間20分ですから,10kmを1時間10分ペースで走れば完走できます.私は2時間9分で完走できました.何とか2時間を切りたいと思っているのですが厳しい.

写真1 レース後,木陰でインタビューを受けていた川内選手
 気軽に写真を撮らせてくれました.本当に個人で参加しているのが分かります.また,人に接する態度を見ていて,ほんと良い性格だと思いました.


 ハーフマラソンのスタートは9時半ですので,前の日は名寄市のサンピラーユースホステルに泊まりました.ここは天塩川右岸にある日進山の西斜面の裾に建てられたユースホステルですので,天塩川の向こうに夕日を沈むのを見ることができます.


写真2 なよろサンピラーユースホステル
 夜のとばりに包まれるユースホステル.なかなか良い雰囲気です.


 そして何と言っても,周りにサンピラーパークなどの公園があり,ピヤシリスキー場があり,なよろ市立天文台「きたすばる」があります.今回は,この天文台で土星の輪を見ることができました.プラネタリウムで夏の星座の説明を受けた後,屋上観測室で説明を聞きながら実際の星を見ることができます.今回は観測業務をしていなかったので,本物の観測室にあるピリカ望遠鏡で星を見せてもらいました.このピリカ望遠鏡は口径1.6mの反射式望遠鏡です.


写真3 なよろ市立天文台きたすばる
 右のドームがピリカ望遠鏡です.建物に右に見えるのは街灯です.箱形で出来るだけ外に光が漏れないようなデザインになっています.


写真4 なよろ市立天文台きたすばるのピリカ望遠鏡(「なよろ市立天文台きたすばる」パンフレットから)
 土星の輪がはっきりと見えました.


写真5 同じく屋上観測室にある50cm望遠鏡(「なよろ市立天文台きたすばる」パンフレットから)
 土星の輪を見せてもらいました.少し雲が出ていましたが見ることができました.


 士別に行く途中で幌加内を通りました.坑口が地すべりだった幌加内トンネルを初めて通りました.
 幌加内では,そばの花は咲いていましたが,ちょっとまだ早いようでした.
 土木遺産に選定された雨竜川第3橋梁を見ました.周りは蛇紋岩地帯です.


写真6 幌加内トンネル
 トンネルの多度志側坑口です.坑口付近には蛇紋岩が分布しいくつかの地すべりがありました.深名線のトンネル掘削ズリも坑口付近にありました.


写真7 幌加内のそばの花
 まだ満開という状態ではないようです.


写真8 雨竜川第3橋梁
 説明版もあります.深川から名寄に抜ける鉄道(深名線)の橋梁です.


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://geocivil.asablo.jp/blog/2012/07/23/6519891/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。