今日もモエレ沼公園でクロスカントリー・スキー2018/01/19 16:59

今日の札幌は,曇っているような,多少日が射しているような天気でした.風が少し強くて,歩くスキーのトレースは,飛んできた雪で消えている所がありました.夕べ,少し雪が降ったのでコースは抑えが効いて滑りやすかったです.


金曜日の日中ですので,あまり人はいませんでした.小学生が少々と中国語を話す人たちがソリを借りて遊んでいました.


午前11時ころ家を出て午後3時過ぎに帰ってきました.



空模様

写真1 こんな感じの天気

新雪が積もって真っ白な世界になりました.


プレイマウンテン

写真2 プレイマウンテン

南東側になるこちらの斜面は雪がついていますが,反対側は雪が風で飛ばされて地肌が出ています.手稲山は雪雲の中です.


モエレ山

写真3 モエレ山

そりあそびエリアです.元気な子供たちが多いみたいで,結構高い所から滑っているようです.


ガラスのピラミッド

写真4 ガラスのピラミッドの天井

暖かいです.シャツ一枚で少しも寒くありません.声が反射するので人が多いと結構うるさいですが,昼飯を食べたあと昼寝をしてきました.


クロカンコース図

図1 モエレ沼公園のクロカンスキーコース

(2018 モエレ沼公園 冬の公園ガイド より)

公園東口から入って水郷東大橋を渡ると右手にガラスのピラミッドがあります.ここで歩くスキーを借りることが出来ます.スケーティング用スキーの貸し出しはありません.

歩くスキーのトレースがついているのは,この図の緑の四角と丸のコースです.この二つを1周ずつすると約1.5kmになります.

エンジ色のコースはカラマツ林の円形コースとその外側の四角のコースとサクラの森・野外ステージを含めた三つのコースを廻って約3.5kmです.

昔は,プレイマウンテンの裾を通るコースがありましたが,やめになりました.

野外ステージに入ってすぐ,約270mほどの登りがあります.後は多少の上り下りがあるだけです.サクラの森の中は木から落ちた雪があったりして,でこぼこの場合があります.

時々,逆走している人がいますが,止めた方が良いでしょう.特にスケーティングでは,あまり前の遠くは見ていません.




放射能測定結果2018/01/18 14:42

2014年4月から測定している放射線量ですが,累積放射線量のグラフを見ると大きく三つの段階に分けられます.以下の数字は図1の累積曲線から読み取ったものです.


放射能線量累積曲線

図1 累積放射線量

測定開始から2018年1月15日までの平均は0.08μSv/hです.しかし,明らかに1080日目(2017年5月9日)から急上昇していて1130日目(2017年7月5日)以降,以前より大きな傾斜で増加しています.


1)2014年4月25日から2017年5月9日頃までは安定していて0.06μSv/hでした.ほぼ直線的に増加しています.


2)2017年5月9日頃から同6月28日頃まで急激に増加して,0.28μSv/hとなりました.

この急増した期間でも波があり,特に6月16日から6月28日の間は0.55μSv/hでした.これは,年間約5mSvになります.


3)同7月5日頃から安定して2018年1月15日まで0.10μSv/hとなっています.去年の5月以前に比べて1.7倍ほどの高い増加率で安定しています.


急上昇の原因は全く分かりませんが,急上昇した後,2017年7月頃から以前に比べて高い値で直線的に推移しているのは間違いないところです.

このまま推移した場合,年間の累積放射線量は0.88mSvですので,まあ健康には影響ないとは思います.しかし,明らかに,以前に比べると放射線量が高くなっているので今後も注意が必要と思っています.

何せ,鼻血が止まらなくて恐怖に陥った経験がありますから.幸い,あの後,鼻血が止まらず困ったということは起きていません.

( http://geocivil.asablo.jp/blog/2014/05/14/7310361 を見て下さい )



滝野すずらん丘陵公園2018/01/16 14:21

2018年1月14日(日),滝野へクロスカントリースキーをしに行きました.

この日は暖かく,風もありませんでした.ちょっと疲れていたので,渓流口を入ってすぐの駐車場に車を止めて,川沿いの5kmのコースを歩きました.


風はなく暖かで,お昼前の気温はマイナス0.9度でした.この日は渓流沿いの「せせらぎコース」で障害者の歩くスキー大会が開かれていました.


渓流口

             写真1 滝野公園渓流口

ここに温度計があります.スキーのワックスは,ベースワックスしか塗っていないので,あまり関係ありませんが,スキーが滑るかどうかの目安にはなります.


まず,入ってすぐの橋の下でスキーを履き,厚別川沿いの道を遡ってアシリベツの滝へ行きました.何人かの人に会いましたが静かでした.


入口の橋の下に戻って,今度は厚別川を下って鱒見の滝を見に行きました.こちらは,歩くスキー大会の最後尾の人と大会運営の人に会っただけで,ほかには誰にも会いませんでした.


このコースは川沿いですので緩やかで,初心者が歩くスキーをするには絶好の場所です.ただし,厚別川本流も鱒見の沢も支笏火砕流を削って流れていて,谷は30~40mと深く日がほとんど射しません.見晴らしも効かないので,あまり楽しくありません.


アシリベツの滝へ向かう

         写真2 アシリベツの滝に向かうコース

この付近は日が当たって気持ちよく滑れます.非常に緩い登りですので,それほど苦労しないで歩けます.


アシリベツの滝

            写真3 アシリベツの滝

部分的にしか凍っていません.氷瀑登りは出来そうにありません.左から小さな沢が流れ込んでいます.


鱒見の滝

              写真4 鱒見の滝

東北東に流れる厚別川に,南から合流する鱒見の沢にある滝です.約4万年前に噴火した支笏火砕流の溶結部がつくった崖を流れ落ちる滝です.同じような地質条件にある滝としては,白老町・別々川のインクラの滝,同じく白老川の白老滝などがあります.



本の紹介:ミュオグラフィ2018/01/15 21:16

ミュオグラフィ

田中宏幸・大城道則,ミュオグラフィ ピラミッドの謎を解く21世紀の鍵.2017年9月,丸善出版.


ユニークで面白い本です.

高エネルギー地球物理学の田中氏と古代エジプト史の大城道則氏の共著です.


第1部ピラミッドは,大城氏が書いています.最近のピラミッドやミイラについての研究の成果が詳しく述べられています.写真や絵が載っているので理解しやすいです.


第2部ミュオグラフィでは,ミュオグラフィの原理・測定方法から最近の成果まで詳しく述べられています.


強く興味を引かれたのは,三浦半島,房総半島,伊豆半島で行った既存トンネルでのミュオグラフィの成果です.三浦半島中部ではミュオグラフィによって,広域的にトンネル上部の地盤の密度が得られていて地質分布とよい一致を示しています(Tanaka,H K.M.,2015 のFigure 10:この論文はウェブサイトからダウンロードできます).


ミュオグラフィは,様々な対象に適用されつつあります.この本に紹介されているのは次のような分野です.

 火山;日本,イタリア

 鉱床:カナダ

 遺跡:ギザの三大ピラミッド,メキシコのテオティワカンのピラミッド群

 地下空洞(鍾乳洞):ハンガリー

 氷河の基盤岩:スイス・アイガー氷河

 二酸化炭素地下貯留効果判定:イギリス,アメリカ

 高炉内部観測:日本(旧新日鉄)

 電気炉内部観測:日本(カーバイド合成炉)

 原子炉:日本(福島第一原子力発電所 2号機,5号機)

 放射性廃棄物サイロ:イギリス・イタリア

 火星の洞窟観測:ローバーを洞窟近くの谷に降ろして観測する.

 火星のビンゴ様地形・火星の火山の観測

  火星の惑星フォボスの観測:フォボスの密度は異常に小さい.その秘密の解明.


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以下,感想です.


応用地質分野では,川崎地質(株)の鈴木敬一氏が「ミュー粒子による物理探査の可能性」(物理探査,2012,第65巻,第4号,251-259)で,ミュオグラフィの成果と今後の可能性を述べています.ミュオグラフィで三次元トモグラフィ解析を行った大谷石採石場跡地での例を紹介しています.


この本では,ボーリング孔内に挿入できる円筒形のミュオグラフィ観測装置が紹介されています.二酸化炭素回収貯留の観測用にイギリスやアメリカで開発されたものです.


大深度地下での観測により,その上部の地盤の密度の違いを検出できるというのは非常に魅力的な探査方法です.弾性波速度や比抵抗といった物理量とは違った活用の仕方ができると思います.土木地質分野での利用が進むことが期待されます.



今日もモエレ沼公園へ2018/01/12 15:13

午前中は,ほぼ快晴。風もなく日差しが暖かい。

午前11時頃からモエレ沼公園に行き,1時間ちょっとクロスカントリースキーをやって,ガラスのピラミッドで持参した昼飯を食べました。

ガラスのピラミッドの中は,シャツ一枚で十分なほどの暖かさです。持ってきたお弁当などを食べることができます。


プレイ・マウンテン

            写真1 プレイ・マウンテン


ガラスのピラミッド

           写真2 ガラスのピラミッド


ガラスのピラミッドからプレイマウンテン

   写真3 ガラスのピラミッド二階からプレイ・マウンテンを見る


ガラスのピラミッドの空間

           写真4 ガラスのピラミッド

こうして見るとかなり広い空間です。



モエレ沼公園でクロスカントリースキー2018/01/08 17:30

この冬初めて,クロスカントリースキーをしました。場所はモエレ沼公園です。

モエレ沼公園のコースは,約3.5kmのフリーコースと約1.5kmのクラシカルコースがあります。上り下りはほとんどなく,誰でもクロスカントリースキーを楽しめます。

この日は,曇り空でしたが,風がなく暖かでした。スキーもよく滑りました。

モエレ山では子供たちがソリ滑りを愉しんでいました。


モエレ山

写真1 ガラスのピラミッドの脇から見たモエレ山

多くの子供たちは,山裾の傾斜の緩いところでソリをしています。天辺から滑り降りると迫力満点です。


モエレ山

写真2 モエレ山とガラスのピラミッド

どんよりと曇った空です。左端にガラスのピラミッドが見えます。


札幌西部山地

写真3 水郷東大橋から見た札幌西部の山々

右端の遠くの鉄塔の向こうに手稲山が見えます。左端が藻岩山です。

冬は,三角点通を北へ行った豊畑のバス停の先の信号が公園の唯一の入口です。モエレ沼を渡る手前にやや広い駐車スペースがあり,水郷東大橋を渡った先の左手にもう一つ駐車場があり,さらにその先に,ガラスのピラミッドに連絡している駐車場があります。



この頃考えること2018/01/05 13:52

年を取るということ


長いことランニングをやっていると年齢と共に記録が落ちていきます。

最盛時は,ハーフマラソンは1時間40分ほどで走ることが出来ました。現在は,2時間30分でも走りきることは出来ず,ランニング大会は10kmにとどめています。大体,ハーフマラソンの制限時間は,2時間30分だからです。


一番最初に年齢を感じたのは,地表踏査をしていて斜面でバランスを取れなくなった時でした。特に,凸型斜面,つまり下が見えない斜面では怖くて仕方がありませんでした。若い同僚が断崖の上に平気で立っているのを見ているだけで心配になりました。


走る記録がどんどん落ちてくるのと同時に,筋力が衰えてくるのを実感しました。風呂場で身体を洗い終わって,立ち上がって風呂桶に入るのがやっとという状態になりました。


それで,インナーマッスルを含む体幹を鍛えるトレーニングをはじめました。これは,非常に効果的でした。日常的な動作は不安なくできるようになり,走る気力も出てきました。


人に迷惑をかけず人生を全うするために,自分の健康に注意しながら生きていくのがこれからの大きな目標です。


技術の発展と社会の退歩


まだ,頭はそれなりに働くので,これまでの経験を生かして地質調査についてのアドバイスはできると思っています。しかし,ここ最近の技術に進歩は著しく,これまでの経験が追いつかなくなるのではと思っています。


例えば,地すべりブロックの判読をAIを使って行うことが試みられています。最近のAIの進歩を見ていると早晩実用化されるでしょう。

CIM(Construction Information Modeling/Management),ICT(Information and Communication Technology:情報伝達技術),IoT(Internet of Things:物のインターネット),AI(Artificial Intelligence:人工知能)を利用したアイ・コンストラクション(i-Construction)が急速に進められています。


一方で,日本列島の広い範囲を放射能汚染地にした原子力発電が,今も継続されています。

原子力発電所が稼働しなくても電力不足にならないことは,2011年3月11日以降の状況で証明されています。ましてや,使用済み核燃料の処理,廃炉になる原子力発電所の処理,そして福島第一原子力発電所の核燃料の取り出しなど未解決の問題が山積しています。

このままの状況で,原子力発電所を運転することの愚は,誰に目にも明らかなように思います。


また,リニア新幹線の建設が着工され,工事の発注をめぐって日本の超一流建設会社による談合疑惑が浮上し,捜査が行われています。

建設工事に関わる地質調査に従事してきた者としては,複雑な思いがあります。と言うのも,大手の建設業者が請け負っていれば,こんな手戻りがなくすんだろうなと思う現場に幾度か遭遇しているからです。技術的に大手建設会社が優れているのは間違いのないところです。

山岳地帯を通り,路線の直線性が要求されるリニア新幹線では,大土被りのトンネル建設が必須であり難工事が予想されます。対応できる建設会社が,ある程度絞られてきます。周辺環境への影響,特に水文環境の激変に対処する必要があります。

今回の談合事件の問題点は,超一流の四つの建設会社が工事をほぼ独占しようと調整を行ったことでしょう。

リニア新幹線の建設費の一部は,鉄道・運輸機構がJR東海に貸し付ける形を取っていますが,財源は国債発行などで得た資金である財政投融資です。長期・固定・低利での貸し付けを行うことで,大阪までの開業を2037年とする計画です。

すでに,2016年度,2017年度で3兆円の貸し付けを行っています。当初は,JR東海が自己資金で建設するとして始まった事業で,国会での議論が十分なされないまま財政投融資を使うことが決まりました。

国政が私物化されているという印象をぬぐえません。


技術の進歩が,人の生活を豊かにする方向に向かわないのは,社会システムが間違っているからだと思います。

それこそ数多くの課題がありますが,誰でも1日8時間働いて生活できる賃金を得ることができる社会をつくるために,不断に努力することが求められていると感じます。




地震発生確率2017/12/25 16:45

地震発生確率


<千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)>


2017年12月に「千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)」が地震調査研究推進本部 地震調査委員会から出されました。主な対象地域は,十勝沖,根室沖・色丹島沖,択捉島沖です。


新聞などの報道で大きく取り上がられたのは,M9クラスの超巨大なプレート間地震(「超巨大地震(17世紀型)」)です。津波堆積物調査の結果から,平均発生間隔が340年~380年とされ,今後30年以内の地震発生確率は7~40%で,規模はM8.8程度以上とされています。

この根拠となっているのは,霧多布湿原(きりたっぷ・しつげん:浜中町)の5層と藻散布沼(もちりっぷ・とう:浜中町)の7層の津波堆積物とその年代です。


この発生確率というのが非常に分かりにくいです。今回発表された予測では次ような注釈が付けられています。しかし,この文章を自分のこととして考えることのできる人間がいるでしょうか。例えば,「今後30年間に,約100年に1回程度,震度6弱以上の揺れが起こる」とはどういうことなのか。


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「今後30年間に震度○○以上の揺れに見舞われる確率」が,0.1%、3%、6%、26%であ ることは、ごく大まかには、それぞれ約 30,000 年、約 1,000 年、約 500 年、約 100 年に 1回程度震度○○以上の揺れが起こり得ることを意味しています。

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千島海溝地震検討範囲

図1 千島海溝地震の検討範囲(地震本部,2017年12月)

今回検討した千島海溝地震の範囲は襟裳岬からウルップ島の北までの範囲です。ごくおおざっぱに言って,長さ850km,幅200kmの範囲です。ウルップ島の北のブッソール海峡には太平洋から東南東-西北西方向の凹地が形成されていて,サハリン沿岸の海流は,ほとんどこの海峡から太平洋に流出しているようです。千島列島については津波堆積物の調査が十分ではありません。


超巨大地震進言

図2 超巨大地震の震源域(地震本部,2017年12月)

十勝沖(T),根室沖(N) と海溝寄り(S)が,同時に破壊した場合に超巨大地震(17世紀型)が起きると考えられています。長さは300km以上,水平幅は100km,深さは60km程度までです。海溝よりの領域も連動すると考えられています。


6弱以上の地震確率

図3 今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率

2010年1月1日を基準日として:地震本部,2010年5月)

北海道の太平洋側では,十勝川河口周辺と釧路から東の地域の確率が高くなっています。さらに注目すべきは伊豆半島から足摺岬にかけての太平洋岸が26%以上の確率となっていることです。この図は,2011東北地方太平洋沖地震が起こる前の予測です。



<地震発生確率>


地震の発生確率の計算では,最終活動時期からの経過時間が分かっている地震については,経過時間に従って変化する確率をBPT(Brownian Passage Time)分布モデルというのを使っています。

このモデルの特徴は,

 1)一定の速度で蓄積する歪みと不規則に変化する歪みとからなる物理モデルに対応している

2)時間が無限に経過するとゼロでない特定の値に近づいていく

 ということです。


1)は,プレート運動によって引き起こされると考えられている地震の発生確率を計算するには都合の良い性質です。

2)については,図4に例を示しました。

平均活動間隔が1,000年の地震(内陸地震)の場合,平均活動間隔の時間が経過しても,地震発生確率は11%で,100%ではないのです。平均活動間隔の2倍の時間が経過したときの地震発生確率は,20%となり無限に時間が経過しても23%で頭打ちになります。

このことが一般の人たちの間隔とズレてしまう原因と思います。

例えば,天気予想で雨の確率50%と聞けば,多くの人は万一雨が降った場合のことを考えて傘を持って出かけるでしょう。

 しかし,プレート間地震のような平均活動間隔が100年の地震の場合,前の地震が起こってから50年経過で地震発生確率は約20%,80年経過しても65%少々の確率です。


発生確率グラフ

図4 今後30年以内の地震発生確率グラフ(地震本部,2001)

平均活動間隔が100年の地震が起きてから80年経過したときに次回地震が発生する確率は約65%です。満期の100年経過しても発生確率は約75%です。

このことは,2001年の報告書でも注意を喚起しています。



発生確率四分位

図5 今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率

(震源断層を特定できる海溝型地震:地震本部,2017)

この図は,数字でなく確率を四分割してランク付けしています。色の濃いところほど地震が差し迫っていることを示しています。3/4より確率の高い所に住んでいる人は,万一に備えて準備しておくのが賢いでしょう。


参考にした図書など


・気象庁

 気象庁震度階級関連解説表

( http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/kaisetsu.html )


・地震本部

 千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)

( http://www.jishinhonbu.jp/main/chousa/kaikou_pdf/chishima3.pdf )

 長期的な地震発生確率の評価手法について,2001年6月

( http://www.jishin.go.jp/reports/research_report/choukihyoka_01b/ )


・日本財団図書館

 ハナサキガニと人々の生活を繋ぐ流れの解明 2005年度成果報告書

( http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2005/00376/mokuji.htm )



小湊鐵道2017/12/18 18:12

小湊鐵道は,房総半島の内房線・五井駅から養老川に沿って内陸を縦断している鉄道です。上総中野駅が終点ですが,その先は,いすみ鉄道となって外房線の大原駅まで繋がっています。両方を合わせて房総半島を斜めに横断する路線です。


小湊鐵道では ICカード乗車券は使えません。内房線の五井駅で降りたら階段を上がって左に行くと小湊鐵道の3番線ホームに行けます。ホームに降りる手前にICカードの簡易改札機があります。おばさんが,1日フリー乗車券や2日間有効の五井-養老渓谷往復割引乗車券を売っています。


小湊鐵道は,上総牛久までは1時間に1本以上の便がありますが,その先は2時間に1本程度となるので途中見学する場合は,ある程度計画をつくっていかないと脱出できなくなる可能性があります。


小湊鐵道の名前の由来は,小湊山誕生寺への参詣輸送などを目的としたことから命名されたとのことです(小湊鐵道のサイトより)。上総中野から南下して安房小湊まで行けるようにする予定だったのでしょう。


五井駅

写真1 小湊鐵道,五井駅の改札口

改札口には人はいません。左に券売機があり,奥では,おばさんがフリー切符などを売ってくれます。この手前にICカードの簡易改札機があります。内房線の改札口は,この後ろにあります。



上総牛久駅

写真2 上総牛久駅

ここまでは結構本数があります。



列車内

写真3 満艦飾の列車

たまたま乗った便です。お客さんに喜んでもらおうと色々工夫をしています。



月崎駅

写真4 月崎駅

朝8時前です。前の晩は養老温泉に泊まり,養老渓谷駅7時35分発の便でやってきました。小・中・高校生が一緒でした。

駅前のお店で朝飯のあんパンと飲み物を買い,歩いて「チバニアン」露頭へ向かいました。店のおばさんは,要領良く道を教えてくれました。



上総大久保駅

写真5 上総大久保駅

左手の桜の木の向こうが駅舎ですが,どこに駅舎があるか分からないほど,こぢんまりとしています。白い建物は便所です。駅舎は古いままですが,どの駅もトイレはきれいです。



上総大久保駅列車

写真6 上総大久保駅に列車が来ました

「チバニアン」露頭から県道・清澄養老ラインを歩いて上総大久保駅に来ました。午前10時40分発の便に間に合いました。



逆開発ポスター

写真7 頑張る小湊鐵道

小湊鐵道は大正6(1917)年に設立されました。今年で100年になります。五井と里見の間の営業を開始したのは大正14(1925)年です。

 上総大久保駅に張られているこのポスターには,次のように書かれています。

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THANKS

100年の夢を見た。いま、100年の夢を見る。


逆開発はじめました。


今から5,000年以上前、この辺りでは縄文人が自然との共同生活をはじめました。養老川の大いなる恵み、雑木からの食糧確保、燃料(火)としても活用していたことでしょう。われわれ現代人は進化したのでしょうか。自然との共存なしにこれからの暮らしは成り立つのでしょうか? こたえは逆開発の先にある!のかも・・・。小湊鐵道養老渓谷駅前は雑木が茂る森になります。トリが歌い、チョウが舞い、ヒトが集う。まずはじめてみました!


SATOYAMAは

懐かしい未来です。

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2017年度 土砂災害予測に関する研究集会2017/12/17 13:30

 標記講演会が,2017年12月7日(木)と8日(金)に防災科学技術研究所で開かれました。たまたま,神奈川に行っていたので,7日だけ参加しました。
 つくばは遠いと実感しました。秋葉原から「つくばエクスプレス」に乗り「つくば駅」へ。秋葉原までで,すでに1時間半かかっていました。
 幸い,防災科研のマイクロバスに乗れたので,無事到着しました。ただし,つくば駅でウロウロしたので昼飯を買うことができず,この日は昼飯抜きになりました。


号再科学技術研究所
写真1 防災科学技術研究所の玄関


千木良氏
写真2 講演する千木良氏

 7日の内容は次のとおりです。8日は,セッション2から4までが行われました。

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特別講演 千木良雅弘氏(京都大学防災研究所):深層崩壊発生の準備過程としての重力斜面変形

<セッション1:重力変形地形と深層崩壊発生予測>

木下篤彦氏(国土技術政策総合研究所)ほか:紀伊山地における深層崩壊危険箇所の特徴と水文・水質調査について

内田太郎氏(国土技術政策総合研究所)ほか:深層崩壊発生場所の予測と山脚固定効果の定量化の試み

西井稜子氏(新潟大学)・木村克己氏(防災科学技術研究所):付加体の地質構造が大規模崩壊の発達に及ぼす影響:南アルブス アレ沢崩壊の例

小嶋 智氏(岐阜大学):中部日本の高山〜低山域の付加体分布地域に発達する山体重力変形地形の特徴と発達過程

木村克己氏(防災科学技術研究所):斜面崩壊に認められる付加体の地質構造制約

永田秀尚氏(風水土):断層・破砕帯とランドスライド:素因・過程・結果

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 感想です。

・近年,様々な手段が開発され斜面変動についても精度が上がってきています。
 特に,レーザー測量の威力は大きく,微地形を見事に捉えることができます。さらに,地形解析も様々なソフトが開発されてきているのが印象的です。

・一方で,木下氏の報告のように,地形的に岩盤クリープを起こしていると判断された地域で湧水の電気伝導度を測定すると周辺に比べ高い値を示すことから,崩壊危険斜面を抽出するという手法は簡便で効果的な方法と思います。

・小嶋氏は上高地・梓川西の北東−南西方向の尾根に見られる凹地(二重山稜)の堆積物を調査し,山体重力変形の履歴を明らかにして危険度判定に役立てようとしています。このような地道な調査は貴重です。

・付加体堆積物では,デュープレックス構造が発達していることがあります。これが斜面崩壊の素因となっている例を木村氏は紹介しました。大規模な崩壊では,その地質体が持っている地質構造に注意する必要があると言うことです。

 講演内容からは,時間をかけて出かけただけのものが得られました。