土木學會誌 2022年12月号 ― 2022/12/06 18:07

土木學會誌2022年12月号の表紙と裏表紙
この絵は、函館山の北北東にある函館漁港・船入澗(入船漁港)防波堤です。ここでの知見が小樽港の外洋防波堤建設工事に生かされたとのことです(溝渕利明氏の解説)。停泊している船はイカ釣り漁船です。
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土木學會誌の2022年12月号の特集は「土木のイシュー31」です。
ここで言うイシュー(issue)とは「人びとが議論、討論する重要な話題」で、問題や課題の中で人びとが議論するべきものです(同誌6ページ)。
31のイシューを 1.人と業界文化、2.ガバナンスと維持管理、3.気候変動と防災、4.新技術 の四つの領域に分け、33名の方が執筆しています。
1000件を超えるイシューの中から31に絞った過程が書かれています。集団による成果と言えます。
領域ごとに簡単な前文があり、それぞれのイシューについて執筆者一人当たり1ページほどの文章が続きます。
そして、最後に『「土木のイシュー31」をより深く理解するために』として各執筆者が「未来を見据える1冊」を紹介しています。
土木で議論すべきことが簡潔にまとめられていて、土木の未来を考えるきっかけとなる特集です。
土木學會誌の最新号の目次は、土木学会のホームページで見ることができます。
( http://www.jsce.or.jp/index.html>土木學會誌 )
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