おおたき国際スキーマラソン ― 2013/02/11 13:30
写真1 スタート地点付近から見た徳舜瞥山
独特の三角の山頂を持つ。山裾の白く雪が見えるところがスキーマラソンのコースで、徳舜瞥砂礫層が分布しています。
2月10日(日)に好天の中で行われました。何と言っても、風がほとんど無かったのが良かったです。空には、のんびりとした雲があるくらいで晴天でした。
私は15kmに出ました。スタートは長流川左岸の大滝中学校のグランドです。初めの3km手前までは長流川に沿った林の中の緩い下りで、気持ちよく走れます。
3km手前で川から離れ4kmまでがきつい登りで、標高差約80mを一気に登ります。この登りを過ぎるとほとんど木のない牧草地に出て、その中を多少の上り下りを繰り返しながら9km過ぎの最高点へ向かいます。
この牧草地の中は遮るものがないので、雪が溶けていてワックスが合わないと少し苦労します。今回は、8km付近でスキーを脱いでワックスを塗りました。この辺りで、すでに1時間近くかかっていましたので、15kmコースを2周する30kmの選手に抜かれました。
この日は天気が良かったので、徳舜瞥山の三角形の独特の山頂がよく見えます。風もなく、これでもう少しスキーが滑れば言うことなしです。多少、ばて気味ながら10km地点に到着しました。ここからは一気に標高差200mを下ります。本当に気持ちの良いコースです。
何と言っても、スケーティングできるコースが2レーン整備されているのが最高です。この付近では、30kmの選手に次々と抜かれますが、コースの右側を滑っている分には迷惑をかけないですみます。スキーのうまくない私でも、転ばずにゴールにたどり着くことができました。
この大会のコースは素晴らしいです。コースの広さと言い、キロ程の表示と言い、初心者でも、それなりの足があれば安心して滑ることができます。もっと多くの人に参加してほしい大会です。
スタートは午前10時ですので、前日はホロホロ山荘に泊まり、ゆったりと過ごしました。走り終わった後は、第二名水亭の大浴場で疲れを取りました。
北湯沢温泉付近は、長流川河床に流紋岩質溶岩が分布していて、その割れ目から温泉が湧出しています。
一方、スキーマラソンが行われた大滝周辺は下流の北湯沢周辺と異なり、新第三紀長流川累層の流紋岩質砂岩層や更新世の徳舜瞥粘土層が分布しています。スキーマラソンの3km過ぎの坂は、後期更新世の徳舜瞥砂礫層の台地へと登っていく斜面にあたります。

写真2 2月9日の朝、札幌は快晴

写真3 国道230号、中山峠は吹雪(2月9日午後5時頃)
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