高橋正樹氏 功労賞受賞記念講演 ― 2023/02/14 14:42
日本大学文理学部の高橋正樹氏が2022年度の日本地質学会功労賞を受賞しました。
その記念公演が2022年9月4日に早稲田大学での第129回学術大会で行われました。
タイトルは「日本の地質学革命期における花崗岩研究と私1974~1986年」です。
大学紛争をはじめとする波乱の時代の動向と地質学(地球科学)の革命期に遭遇した青年時代から話は始まります。
簡潔ですが花崗岩の成因論が、どのような変遷をしてきたのかが、まず述べられています。そして、プレートテクトニクスの中での花崗岩の問題が述べられています。
後半では自身の研究経過が述べられています。高橋氏は、1973年に東京大学地質鉱物学科の4年生になり、花崗岩に研究の的を絞った経緯とその後の花崗岩研究の様子が述べられています。
最後に、「頭とハンマーで」(mente et malleo)、その原点に立ち返ろうと述べています。
印象的な文章でした。
この文章は、「日本地質学会 News」の2023年1月号(8-11ページ)に載っています。日本地質学会ホームページ>出版物>News誌で、多分2月末には見ることができます。
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