デジタル一眼レフカメラ2015/08/26 16:41

 遅ればせながら,デジタル一眼レフカメラの難しさを実感しています。

 最初に買った一眼レフカメラは,ペンタックスSPでした。踏査で沢に落ちレンズをダメにしたり,ぬかるんだ現場で転んで首にかけていたSPで肋骨を折ったりしました。最後はシャッター膜が動かなくなり,泣く泣くペンタックスMZ-3 に変えました。これは,現在も使用できる状態です。デジタル一眼に比べるとその軽さにびっくりします。

 フィルムカメラの一番良いところは,電池がなくても撮れると言うことでしょう。目で見た明るさにあわせて絞りとシャッター速度を設定すれば,それほど失敗しないで撮ることはできます。

 2010年10月までMZ-3 を使っていましたが,便利さと現像代の高さに負けてペンタックスのK-7 を買いました。この時,すでにK-5 が出ていましたが,費用のこともありK-7 にしました。負け惜しみの理由としては,「K-7の方が,ペンタックスブルーがきれいに出る」というネット上での評価でした。

 仕事の時はあまり考えないで,失敗の少ない「P」(ペンタックスではハイバープログラムと言います)で撮っていて,それほど失敗はありませんでした。ペンタックスには,このほかに「グリーン」というフルオート設定があります。
 ただし,藪漕ぎをしたり崖をよじ登ったりするときにカメラの背面のボタンを押してしまい,気がついたら真っ暗な写真だったり,真っ白に近い写真だったりと失敗もしました。


アンダーな写真
いつの間にかアンダーに設定されてしまった写真。
 アンダーなら,まだ救われますが,オーバーになった写真はどうしようもない感じです。

 少し良い写真を撮ろうと勉強しはじめたら,絞り優先で撮るのが良いと書いてありました。それで,やってみると結構難しいものだと言うことが分かりました。
 設定することが多すぎるというのが正直な感想です。

 基本的なことを頭に入れた上で,RAWの加工までマスターしたいと思うこの頃です。

 余談ですが,白籏史朗氏の「白旗史郎の山岳写真テクニック」(1977,山と渓谷社)は,フィルムカメラ時代の本ですが,山岳写真の基本を学ぶには非常に優れた本です。
 1999年に「白籏史朗の山岳写真撮影テクニック」(山と渓谷社)も出ています。


 デジタル一眼レフカメラでの写真の撮り方の基本は,中井精也(Nikon College 監修)の「世界一わかりやすい デジタル一眼レフカメラと写真の教科書 改訂版」(2014,インプレス)が,たしかに分かりやすいです。DVDが付いています。