第1回岩見沢トレイルラン2016/07/25 13:36

 第1回の岩見沢トレイルランが,2016年7月24日(日)に行われました.
 岩見沢市街の南東にある岩見沢グリーンランド背後の標高100mほどの山を走るコースで,スタートとゴール付近を除いて,ほとんどが林の中を走る土のコースです.


トレイルランの丘
写真1 この山の林の中を走る
 スタート地点の標高は35mほどで,この写真の一番高いところには見晴台があり標高120mちょっとです.コースは,最後にこの見晴台まで上がり,降りてきてゴールになります.この丘の地質は,中新世の泥岩が主なものです.


スタート地点
写真2 スタート地点
 音楽堂の,まさにステージの前がスタート地点です.8時半過ぎ頃の写真で,まだ人は,まばらです.10kmのスタートが10時,15Kmは10時20分でした.


15km集合写真
写真3 15kmコース参加者
 申し込み時点では,参加者は146人で,そのうち女子が24人でした.10kmコースの参加者は119人で,両コース合わせて265人が林の中を駆け抜けました.


 スタートは遊園地の北海道グリーンランドの隣りにある野外音楽堂の舞台の前です.ここからアスファルト道路を東に走り,林道に入って一気に50mほどを登ります.ここからはほとんど林の中のコースで,この季節でも暑さはそれほど感じません.この日は,風が涼しく気持ちの良い日でした.

 唯一見晴らしが開けるのは,幌向川に面した萩の山スキー場のてっぺんを通る時で,夕張岳から芦別岳までが見えます.

 15kmコースは,途中の林道を高速道路近くの利根別自然公園あたりまで行って,戻ってきて10kmコースに戻ります.

 最後は,いわみざわ公園のキャンプ場に出てきて,グリーンランドの東を通り,見晴台に登りゴールに向って降りて行きます.

 この大会の良いところは,何と言ってもコースが非常に優しいことです.一度登ると多少アップダウンのある林の中の道を走ります.日差しが多少強くてもそれほど汗をかきません.
 次に,コースは,ほとんどが土で足に優しいです.変に足を取られることもなく安心して走れます.
 さらに,制限時間が10kmコースでは2時間30分,15kmコースが4時間です.つまり,10kmコースなら1kmを15分,15kmコースでは同じく16分で走れば(歩けば)制限時間内でゴールできます.林の中を早足で散歩すると思えば,気を張らずに誰でも参加できます.
 キロ程表示は手作りながら,キチンと設けられています.ただ,走っていて5kmのキロ程が狂っているように思いました.
 そして,第1回で参加者が少ないこともあるでしょうが,駐車場に余裕があって助かりました.例えば,千歳マラソンでは駐車場を探すのに一苦労します.

 私は,この日15kmに出ました.スタートしてすぐに,みんなに置いて行かれてしまいました.何人かと一番最後を走っていましたが,10km手前からスイーパーの人に助けられながらの歩きになってしまいました.それでも,歩きながらスイーパーの人の体験談などを聞くことができ楽しい1日でした.

 15kmを2時間15分(1km9分ペース)を目標にしていましたが,後半,歩いたため2時間40分かかってしまいました.
 帰りは新篠津の塩辛い温泉につかって足の疲れをとりました.

 トレイルランが,どんなものかを体験したい人にお勧めの大会です.スキー場のゲレンデを上り下りする苦しいトレイルランニングとひと味もふた味も違い,トレイルランニングの楽しさを味わうことができます.



厚沢部アスリートクラブ2016/07/25 16:01


 2016年度の全道小学生陸上競技大会で,厚沢部アスリートクラブの6年女子が,400mリレーで優勝し全国大会へ出場することになりました.
 
 厚沢部町は,人口4,100人ちょっとで高齢者が多く年々人口が減少している町です.そんな町で活動する厚沢部アスリートクラブが全国大会に出るというのは,本当に快挙と言って良いでしょう.


2016全道小学生大会6年女子400mリレー
写真 1位ゴールする厚沢部アスリートクラブ

 小学生のような幼い時の運動能力は,天性のものが大きいと思います.ですから,今回の全国大会出場も個々人の能力の高さが大きな要素であったでしょう.しかし,指導者の質の高さも大きな要因であると思います.

 サッカーの長友選手は,次のように述べています.
 「1に楽しむ、2に勝ちにこだわる、3に体幹+バランス。どんなスポーツをするにしても小学生時代にはこの3つが重要だと思います。」(長友佑都 著,長友佑都 体幹トレーニング20.77ページ.2014年,KKベストセラーズ)

 楽しく身体を動かして,試合に勝つことのうれしさをを味わうことが,子供たちがスポーツを続けていく原動力になると思います.
 この点で,厚沢部アスリートクラブの指導は合理的で,練習の合間には子供たちがうれしそうに,さらに身体を動かしているのが印象的です.

 このようなクラブが少しでも増えれば,日本のスポーツも発展していくと思います.
 オリンピックのメダルを目指すのも良いですが,スポーツを通じて得られる様々なものは,その人にとって一生の宝になると思います.