北海道の小樽から真狩へ2016/03/23 21:47


 2016年3月22日(火)は,朝は冷えたけど暖かな日和となった。小樽方面へ出かけた。


手稲山大規模地すべり
写真1 手稲山の大規模地すべり
 手稲山の東山麓は大規模地すべりで,岩屑なだれ堆積物は JR 函館本線のあたりまで達している。と言うか,函館本線は岩屑なだれ堆積物を避けて付けられたと言って良い。尾根の下のなだらかな斜面に岩屑なだれ堆積物が分布している。


おたる水族館
写真2 おたる水族館のトドの訓練
 おたる水族館のある高島岬の日和山灯台へ行く道からは,水族館の様子が見える。この日はトドがジャンプの練習をしていた。


小樽赤岩
写真3 日和山灯台から見た小樽赤岩
 遠くに黒く見える岩峰群が赤岩で,海岸は断崖絶壁となっているが,反対側はなだらかな斜面である。ここはロッククライミングの場所である。酸性変質帯で金がかなり含まれている。肉眼的には重晶石の自形結晶が見られる。


オタモイ海岸
写真4 オタモイ海岸
 変質帯が集中的に分布している赤岩と異なり,オタモイ海岸はハイアロクラスタイトを主とした火山岩や火砕岩類が分布している。遠くに白く見えるのは余別岳(標高1,298m) か。


羊蹄山
写真5 羊蹄山
 標高1,898m の独立峰で活火山である。 いつ見ても魅力的な山である。この日は,山頂は雲に隠れていた。この左の裾にふきだし湧水がある。左の遠くに尻別岳が見える。


尻別岳
写真6 尻別岳
 こうしてみるとなかなか立派な火山体である。標高は1,107m,手前の平坦地からの高さは700m程である。喜茂別付近の尻別川右岸に分布する喜茂別火砕流の給源火山とされている(中川ほか,2011)。


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