黄金山(その2)2014/07/31 13:46

 石狩市浜益区の黄金山に登ってきました。

 登りは旧道を,帰りは新道を使いました。新道と旧道の分岐点にある水場で十分水を飲み,水筒に補充して登りはじめます。
 尾根に取り付いてからの旧道の登りのきついこと。ロープと木の根を掴みながら,ひたすら登ります。尾根の両側は,木は生えているものの急斜面でどこまでも落ちていきそうです。それでも,振りかえると暑寒の山波が見られ気分が良くなります。


写真1 旧道の急登部から見た暑寒の山並み
 遠く二つの尖った頂上が見えるのは,奥徳富岳でしょう。左は群別岳だと思います。


写真2 安山岩の柱状節理
 頂上直下に近く,安山岩の露頭が現れます。ここでは柱状節理は南(右)に20度ほどで傾いています。

 安山岩の露頭が現れて前ピーク下の横断部になります。ここも右は急斜面で,慎重に渡らないと危ないです。
 「夏山ガイド⑥」(梅沢・菅原,2012)では旧道については,ほんのちょっと触れているだけですが比高で150mほどの尾根登りは,かなりきついです。登りながら,ここは絶対降りたくないと思いました。


写真3 旧道と新道の分岐
 分岐点の上から写したもので,右が旧道です。


写真4 前ピークから見た黄金山の頂上
 前ピークは安山岩の全面露頭です。右も左も断崖で,怖くて立つことが出来ませんでした。この先はさらに尾根の幅が狭くなっているようで,結構足にきていたし,頂上に行くのは諦めました。


写真5 前ピークの安山岩
 見事な柱状節理です。柱は,左に緩く傾斜しているので,この部分では南西から突き上げるようにマグマが上昇してきたのだと思います。
 左にハイマツが写っています。標高700mちょっとの所では珍しいと思います。


写真6 前ピークから見た浜益川
 手前の岩の先は,200mほどの断崖です。のぞくのだけでも勇気がいります。


写真7 新道から見た山頂
 こうして見ると,それほど怖い山頂とも思えませんが,山頂尾根に着いた時は非常に怖かったです。