第3回もいわ山ヒルクライムラン531 ― 2014/05/14 12:56
今年は快晴で暖かな天気になりました。
時間があったので札幌地下鉄真駒内駅から歩いて,スタート地点の藻岩山観光道路入り口まで行くことにしました。
真駒内公園の新緑は気分が爽快になります。スタート地点の北ノ沢スキー場の斜面からは札幌岳,無意根山がくっきりと見えました。去年のように道路脇に雪もなく,風はさわやかで,暑いくらいの天気になりました。
スタート地点には,1時間で着きました。時間的には余裕でしたので,日向ぼっこをしながら昼寝をしました。
11時スタートです。前半2kmまでは良かったのですが,後半は暑さもあって,ちょっとバテてしまいました。時間は39分07秒。ほとんど歩いているようなスピードです。
ゴール後に支給された昼飯は,去年と違って温かいスープが付いていませんでした。残念!!
帰りは登山道を辿って藻岩下に出ました。気分の良い山歩きでした。
写真1 スタート地点に行く途中の真駒内公園
この公園の場所は,明治9(1876)年に真駒内牧牛場として開かれました。戦後は進駐軍のゴルフ場だったこともあります。札幌冬季オリンピックの選手村が建設され周辺は住宅街となっています。
真駒内公園には少なくとも3段の河岸段丘があります。この写真の付近は,最も古い段丘面です。
写真2 スタート地点付近の斜面から見た札幌岳
右に緩やかに傾斜した尾根とそれにほぼ平行な「流理構造」が見えます。
写真3 藻岩山スキー場の上から見た札幌市街
右側の緩い傾斜の丘陵は,支笏火砕流の台地です。中央に札幌ドームの屋根が光っています。
写真4 藻岩山の桜
まだ元気があったので,帰りは登山道を歩いて帰りました。桜が満開でした。
写真5 藻岩山の基盤のデイサイト
約400万年前に噴出した溶岩です。採石場の跡です。右は山鼻川の流れです。
放射線による鼻血 ― 2014/05/14 15:20
「美味しんぼ」の放射線による鼻血が問題になっています。
私は昨年,硬膜下出血の手術を受けました。その時,約8ヶ月で5回ほど頭部のCTスキャンを受けました。1回の胸部CTスキャンでの被曝線量は,6.9ミリシーベルトとされていますから,単純に計算すると合計で34.5ミリシーベルトを浴びたことになります。
今年になってひどい鼻血に悩まされました。耳鼻科に行って止めてもらわなければなりませんでした。これまで,こんなに止まらない鼻血になったことはありません。大抵,ちり紙で栓をして30分もすれば止まりました。年を取ったからと言うことがあるのかどうか分かりません。
耳鼻科では,鼻血の80%は原因が分からないと言われました。で,思い当たったのが昨年のCTスキャンでした。
おそらく,因果関係を明らかにすることはできないでしょう。しかし,鼻血,めまい,やる気が起こらないと言った,これまで経験したことが無い状態になった場合は,放射線障害を疑ってみる必要がある世の中になってしまったと思います。
今回の「美味しんぼ」に関して,こんな専門家の意見が新聞に載りました。
「京都医療科学大(京都府南丹市)の遠藤啓吾学長によると,放射線の影響で血液中の血小板が減り,出血が止まりにくくなることはあるが,最低でも千ミリシーベルト以上の被曝をしなければ,出血を伴うような症状は出ないという。」(北海道新聞2014年5月13日朝刊)
確かにそのとおりですが,一般的に言われているのは,千ミリシーベルトから二千ミリシーベルトの間の被曝線量では,出血や脱毛など5%の人が死亡(短期間に被曝した場合)です(例えば,日本科学者会議福岡支部 核問題研究委員会編,2011年4月,原発事故緊急マニュアル。合同出版)。
500〜1,000ミリシーベルトの被曝線量でも,吐き気や嘔吐などの急性放射線障害が出るとされています。100ミリシーベルト以下の被曝でどんな症状が出るかは,十分には分かっていないというのが現状のように思います。
ここに来て,またまた「専門家」の信用が大きく低下しかねない事態と思います。
現在も福島第一原発からは放射能が漏れていると考えられます。長期の低線量被曝がどのような健康障害をもたらすのか,十分な調査が必要でしょう。
なお,IWJに井戸川克隆前双葉町町長のインタビューが載っています。「すべてが『実害』」と言う井戸川氏の言葉は重いです。
私は昨年,硬膜下出血の手術を受けました。その時,約8ヶ月で5回ほど頭部のCTスキャンを受けました。1回の胸部CTスキャンでの被曝線量は,6.9ミリシーベルトとされていますから,単純に計算すると合計で34.5ミリシーベルトを浴びたことになります。
今年になってひどい鼻血に悩まされました。耳鼻科に行って止めてもらわなければなりませんでした。これまで,こんなに止まらない鼻血になったことはありません。大抵,ちり紙で栓をして30分もすれば止まりました。年を取ったからと言うことがあるのかどうか分かりません。
耳鼻科では,鼻血の80%は原因が分からないと言われました。で,思い当たったのが昨年のCTスキャンでした。
おそらく,因果関係を明らかにすることはできないでしょう。しかし,鼻血,めまい,やる気が起こらないと言った,これまで経験したことが無い状態になった場合は,放射線障害を疑ってみる必要がある世の中になってしまったと思います。
今回の「美味しんぼ」に関して,こんな専門家の意見が新聞に載りました。
「京都医療科学大(京都府南丹市)の遠藤啓吾学長によると,放射線の影響で血液中の血小板が減り,出血が止まりにくくなることはあるが,最低でも千ミリシーベルト以上の被曝をしなければ,出血を伴うような症状は出ないという。」(北海道新聞2014年5月13日朝刊)
確かにそのとおりですが,一般的に言われているのは,千ミリシーベルトから二千ミリシーベルトの間の被曝線量では,出血や脱毛など5%の人が死亡(短期間に被曝した場合)です(例えば,日本科学者会議福岡支部 核問題研究委員会編,2011年4月,原発事故緊急マニュアル。合同出版)。
500〜1,000ミリシーベルトの被曝線量でも,吐き気や嘔吐などの急性放射線障害が出るとされています。100ミリシーベルト以下の被曝でどんな症状が出るかは,十分には分かっていないというのが現状のように思います。
ここに来て,またまた「専門家」の信用が大きく低下しかねない事態と思います。
現在も福島第一原発からは放射能が漏れていると考えられます。長期の低線量被曝がどのような健康障害をもたらすのか,十分な調査が必要でしょう。
なお,IWJに井戸川克隆前双葉町町長のインタビューが載っています。「すべてが『実害』」と言う井戸川氏の言葉は重いです。