札幌・藻岩山トレイルラン ― 2011/05/13 11:47

靴はやっぱりトレイルランニング用のものが必要です.まず,足を包み込むようになっているので安心して山道を走れます.また,底に突起がついているので滑りにくいのも特徴です.
水の補給は大事なので,ハイドレーション機能のついたザックを用意したいと思っています.
トレイルランニングのまねごとをしました.走るのが好きな人ははまります.コースは札幌市の藻岩山周辺です.
まず,自転車を1時間ほどこいで,札幌市街の西にある旭山公園に行きました.ここの桜は見事ですが,まだ満開ではありませんでした.
出発点は公園の頂上に近いレストハウスの脇です.標高は120mです.登山道は土だったり安山岩溶岩が露出していたりで変化があります.T6と呼ばれる分岐まで26分,標高は370mです.
ここから小林峠に向かいました.T6までの尾根道と違い,柔らかく優しい土の道で気持ちよく走れます.エゾエンゴサク,スミレ,エンレイソウが満開です.そして,少ないですがシラネアオイも咲いていました.このコースでは小林峠から登ってきた人に一人会っただけでした.隈がでそうな雰囲気で,声を出しながら走りました.
2万5千分の1の地形図では,406m方から藻岩山に通じる道が書かれていますが,この道は発見することが出来ませんでした.市道西野真駒内清田線,小林峠の西野側におりました.ここまで58分でした.
市道を走り,小林峠を越えて北ノ沢の登山口に行きました.小林峠は標高300mくらい,北ノ沢入口付がでコース途中で最も低く170mです.北ノ沢遊歩道入口までで1時間25分でした.
緩やかな上りを行くと馬の背分岐にでます.ここからは旭山公園からの道を登っていきます.頂上直下の標高400m付近では左側に大岩壁が見えます.これは藻岩山の山頂を構成する藻岩山溶岩(かんらん石安山岩)で,約250万年前に噴火したとされています.
頂上には出発から2時間ちょうどで着きました.標高は531m,出発点との標高差は420mです.今,頂上は展望台の改築工事が行われています.仮設トイレ,休憩室,自動販売機があるだけです.
藻岩山の頂上は,札幌市街地が一望なのはもちろんですが,その向こうに暑寒別岳,芦別岳,夕張岳,恵庭岳,空沼岳,狭薄山,札幌岳,神威岳,百松沢山,手稲山が見え大変魅力的な場所です.
10分ほど休んで旭山公園に向かいました.頂上からT6分岐まで18分,旭山公園までは41分でした.総時間は2時間50分,総距離としては多分10km程度と思います.
この頃には足に来ていたので,転ばないように注意しながら慎重に下りました.頂上で出会った女性に途中で追い抜かれました.その人はジーパンで,おしゃれなザックをしょっていてランニングの格好ではないのですが,あっという間に見えなくなってしまいました.
まだ,葉っぱが出ていないので遊歩道からも夕張岳,芦別岳、暑寒別連峰がよく見えました.この時期の登山も悪くないなと思いました.幸い,道はほとんど乾いていて走りやすかったのも良かったです.
トレイルランニングは楽しいと言うことが分かりました.一歩先は違った路面状況であるということ,上りあり下りありで変化が多いことが走っていて楽しい理由ではないかと思います.舗装道路の単調さとはまったく違います.
今回は,トレイルラン用の靴を買っただけで,そのほかは,すべて持っているものでまかないました.まあ,時間,距離が短いのと好天を選んで行ったことで余計なものを持たなくて済みました.ポーチに350ミリリットルのペットボトルと汗ふき用の乾いたおしぼりと替えのシャツとカロリーメイト2かけら,2万5千分の1地形図を持って行きました.頂上では500ミリリットルの飲み物を一気に飲み干しました.山奥でないという条件も大きかったです.
天気のいい日を選んで行ったので,とても気持ちの良いランニングが出来ました.カメラは持って行ったのですが,電池を充電器につないだままで,カメラに入っていませんでした.天気が良かっただけに残念でした.