ヒグマ ― 2020/06/02 17:39
このところ,ヒグマが里に下りてきて問題になっています.
地質踏査をしていて出会ったことは一度だけですが,斜面の草を食べたくて工事をしている覆道の上に降りて来た熊とか,道路側溝で何かを食べている熊とか,道路を横切ろうとして車の前を斜めに走った熊とかを見ています.
山に登っている時にクマの糞を見ることもあります.
春先に新ひだか町のピセナイ山に登った時も幾つか見ました.今年の5月31日に,札幌の定山渓にある朝日岳に登った時は三つほど見ました.一つは結構新しかったです.
写真 ヒグマの糞
定山渓の朝日岳で見たヒグマの糞です.これは少し時間が経っています.この手前ではもっと「新鮮」なのを見ました.
熊に合わないようにするには,熊鈴を付けることは常識でしょう.トレイルランニング大会では義務づけられていることが多いです.あるいはラジオを鳴らしながら歩くとか.
踏査で山に入るのは夏が多いですから,蚊取り線香を着けて行きます.多分,これが一番効果的でないかと勝手に思っています.
また,できる限りこまめに露頭の石を叩くようにしています.鈴よりも音は遠くに届くのではないかと思います.
露頭のない沢の周りは,いかにも熊が昼寝していそうな場所が多く,叩く石もないことが多いので困ります.それで,裏声で声を出しながら歩くことにしています.今回山で会った一人は,手を叩きながら歩いていました.これも結構遠くまで聞こえます.多分,鈴よりは聞こえるのではないかと思います.
山で熊に会わないためには,いろいろな工夫が必要です.