本の紹介:世界で最初に飢えるのは日本2023/03/10 11:50

世界で最初に飢えるのは日本

鈴木宜弘、世界で最初に植えるのは日本。講談社+α新書、202211月。

 

 核戦争によって「核の冬」になった場合、日本の餓死者は72百万人(日本の人口の六割)と推定した研究があるという書き出しから始まります。日本の食糧自給率は37%といわれていますが、作物の種、肥料の海外依存度を考えると、日本の自給率は10%の届かないのが現状です。

 お金を出せば食料を輸入できるという前提の食料安全保障は、今や通用しなくなっています。

 具体的にはアメリカの穀物メジャーや農薬会社が日本を含めた世界の農業を儲けのために破壊しているのです。その具体例が色々と述べられています。

 安全保障の点からも、国内の農業は国が全面的に支援して守り、自給率を上げることが重要であることを強調しています。アメリカを含め先進国は、国が全面的に価格補償を行い、自分の国の農業を守っています。

 

食糧問題に関心のある人、健康な食生活をしたい人、さらに日本が本当に独立することを願っている人には、ぜひ読んで欲しい本です。