紹介:土木學會誌 2025年8月号 ― 2025/08/06 21:48

この号の「【特集】新しい時代の建設材料 製作・施工技術」は興味深い記事が満載です。
表紙と裏表紙は、3Dプリンターによる部材製作場面です。
鼎談で、小林真貴子氏(大成建設)が述べている改良地盤の強度データ(換算一軸圧縮試験値)を取得するボーリング孔内での原位置多点針貫入試験は、素晴らしい計測手段だと思いました。ただし、改良地盤のような比較的均質な地盤でないとデータのバラツキが大きくなり適切な指標となるかは難しいところでしょう。
整備新幹線のロングレールのフラッシュバット溶接、高速道路橋での超高性能繊維補強セメント系複合材料による床板のリニューアルなど、興味深い技術が紹介されています。
それと、第113代会長に就任した池内幸司氏のインタビューも面白いです。
日本は課題先進国と言われた時代を超え、課題解決先進国として課題解決を乗り越え、持続可能な社会像を提示できるはずだと述べています。
このインタビューは土木学会のホームページで読むことができます。
( 土木学会ホームページの中段付近>土木学会誌>今月の土木学会誌>新会長インタビュー )