安保法制違憲訴訟・北海道(控訴審)の第2回口頭弁論 ― 2020/09/23 09:13
2020年9月18日(金)午後1時半から札幌高等裁判所で表記「期日(きじつ)」が行われました.新型コロナ対策で傍聴者は22人に制限され,くじ引きの結果私は,はずれでした.
この日は,元最高裁判所裁判官の濱田邦夫さん(弁護士),元東京新聞論説委員兼編集委員の半田 滋さん(防衛ジャーナリスト)の証人尋問と3人の控訴人,平 和子さん,清末愛ささん(室蘭工業大学準教授),猫塚義夫さん(北海道パレスチナ医療奉仕団)の本人尋問が行われました.終了したのは午後4時半頃でした.
裁判が終わった後,近くの教育文化会館で報告集会が行われました.

写真 裁判が終わった後の報告会
中央の演壇から右に,猫塚氏,清末氏,平氏,一番右は弁護士の方です.左に高崎弁護士以下の弁護団です.
この裁判は,安保法制(平和安全法制:自衛隊法などの一部を改正する法律[平和安全法制整備法]と諸外国の軍隊等に対する協力支援活動などを定めた法律[国際平和支援法]の総称)は,憲法に違反しているということと憲法で保障されている平和的に生きる権利と人格権を侵害しているとして全国的に提起されているものです.
最大の問題は,裁判所が憲法判断を放棄していることです.この点については今回,濱田邦夫氏が裁判官の先輩として厳しく迫ったと報告されました.
自民党・公明党政権は,護衛艦「いずも」の空母化とF35Bステルス戦闘機の搭載,長距離巡航ミサイルの導入,イージス・システムを搭載したミサイル「専用艦」の建造などを計画しています.
このような状況の中で,この裁判の重要性はますます大きくなっていると感じます.