中垣俊之氏講演「粘菌−偉大なる単細胞が人類を救う−」2015/11/21 19:24

 2015年10月16日(金)午後3時から午後5時まで,表記講演会が,ホテル札幌ガーデンパレスで開かれました。日本技術死刑北海道本部の主催でした。

 中垣氏は現在,北大電子科学研究所の教授です。2008年に粘菌(モジホコリ)の情報処理機能についての研究でイグノーベル賞の認知科学賞を受賞したことで有名です。

 粘菌の研究をするには,粘菌を育てなければなりません。そのためには,毎日世話をする必要があります。世話をしながら観察していると,今日は元気がないなと言うようなことが分かるようになります。

 粘菌の特徴は,中枢がなく自律分散方式で生活していることです。餌を探す場合もネットワークを作って探し,餌のあるところが分かると,そこへ向かう管が太くなります。
 このような性質をつかって「粘菌カーナビゲーション」を作ることも考えました。

 イグノーベル賞は,「人々を笑わせ,しかる後に考えさせる」というのが趣旨です。授賞式は,ハーバード大学で行われ,自費での参加だそうです。式を含めた行事の世話をしている人の中には,ノーベル賞を貰った人たちもいるそうです。

 講演では,随所にシャレが出てきました。日本ではあまり聞けない講演でした。

参考となる本

中垣俊之,粘菌−その驚くべき知性−。2010,PHPサイエンスワールド新書。
中垣俊之,粘菌 偉大なる単細胞が世界を救う。2014,文春新書。
中垣俊之 文,斎藤俊行 絵,かしこい単細胞 粘菌。(絵本),2015,福音館書店。


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