2021カムイの杜トレイルラン2021/07/19 18:00

 2021717日(日)、カムイの杜トレイルランが開かれました。旭川の最高気温は32.7°でした。森の中の林道がコースですから日陰が多いのですが、風が通らないので体感の気温は結構なものです。この日は、午前中でも日向にいるだけで汗が噴き出てくる日差しの強さでした。

 

2021カムイの杜トレラン

カムイの杜トレイルラン10kmのコース(Epson Viewによる)

 

 私は10kmに出たのですが、恥も外聞も無く、水を入れた1.5リットルのハイドレーション給水袋とミネラルウォーターを入れた0.5リットルのペットボトル二つを背負って走りました。その他に塩分補給のタブレット(錠剤)とゼリー状のカロリーメイトなども持って走りました。

 

 タイムは一昨年より10分遅く1時間47分で、2時間の制限時間に引っかかるのも時間の問題のような気がします。10kmのスタート時間は、午前1145分でしたので暑さ真っ盛りの中を走りました。

 去年は新型コロナで大会は中止になっています。毎年5月の末の日曜日に開かれていますが、今年は新型コロナの影響で約2ヶ月延期になり7月中旬になりました。

 

 走っている途中で足が攣(つ)ることも終わってからの筋肉痛もなく、走ることができました。水分補給のおかげだと思います。

 帰りは北村温泉に寄って塩辛い温泉で汗を流し、生ビールを飲みながら夕食を食べました。満足な一日でした。

 

 夏の真っ盛りに東京でオリンピックを開くというのは、屋外競技にとっては、まさに気違い沙汰です。東京の夏は気温も殺人的ですが、問題は蒸し風呂に入っているような湿度の高さでしょう。梅雨が明けて台風が来る前の「この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」(東京オリンピックの立候補ファイル テーマ2 大会の全体的なコンセプト)と大嘘をついた責任は誰が取るのでしょうか。

 

 2019年ドーハで開かれた世界大会の50km競歩で優勝した鈴木雄介選手が、その後体調が回復せず東京オリンピックを断念したように、選手寿命を縮める選手が出てこないとも限りません。この時のドーハの気象条件は、午後11時半(夜中)のスタート時点で気温31度、湿度74%だったそうです。2021年東京オリンピックのマラソン、競歩は札幌で開かれ、スタートは朝や夕方になっていますが、どうなることやら。


本の紹介:日本再生のための「プランB」2021/07/21 14:48

日本再生のためのプランB

兪 炳匡、日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画。集英社新書、20213月。

 

 「プランB」とは何か。

 それは、地方から東京への富の流出を減らし、家計消費増大による内需拡大を目指しています。また、将来生き残る産業・職種における安定した雇用を創出し実質賃金の向上を最大化します。

 

 プランBを実現するための政策は次の三つです。

(1)   予防医療教育に関連する職種・雇用を大規模に創出する。

(2)   新たな雇用は地方自治体政府ないし(非)営利民間団体が提供する。

(3)   日本・韓国・台湾を含む北東アジア経済共同体を創設する準備を行う。

 この中で(1)については、文化・芸術・人文社会科学が大きく貢献でき、地元にとって金に換算できる高い価値があることをデータで示しています。

 

 目次は次のようになっています。

はじめに

第1章      なぜ「プランA」は日本で失敗するリスクが高いのか

第2章      「プランB」とは何か?

第3章      「プランB」が地方経済を救う

第4章      日本再生のためのビッグ・ピクチャー

おわりに

参考文献

 

 兪 炳匡(ゆう・へいきょう)氏は、大阪で生まれ、鹿児島で中学・高校を過ごし、札幌で大学の6年間を過ごし、アメリカに渡って医療経済学を学び、そのままアメリカの大学で教鞭を執ってきました。

 巻末の参考文献には、114件が挙げられています。

 

 何より、著者は日本に帰国してから10人ほどの社会人が参加する演劇サークルを立ち上げ、プランBのもとで芸術・人文社会科がIT分野の国際的巨大企業に対抗できる可能性を探っています。

 

 今の社会経済状況に出口を見いだせない人に、ぜひ読んで欲しい本で

す。