初夏の石狩川下流2012/06/02 11:29

 一昨日は,札幌付近は良い天気でした.風がちょっと冷たかったですが.自転車で石狩川下流に行ってきました.

 まずは,モエレ沼公園のモエレ山に登りました.標高61.7mで札幌の東区で一番高いところです.

写真1 モエレ山から
 雪の残る暑寒別連峰(左側遠く)と伊達山の緩斜面(手前中央付近)


写真2 札幌西部山地
 右に手稲山,左に藻岩山.手前のテニスコートの向こうに排雪で積み上げられた雪が残っています.赤い屋根の向こうの林は,さとらんどです.


写真3 モエレ沼
 ここでは河川跡が二つに分かれています.米軍撮影の空中写真を見ると,さらに左側(曲流の内側)に古い河道跡が見えます.


 モエレ沼を横断して北東側の「水郷北大橋」を渡って,豊平川沿いのサイクリング道路に出ました.豊平川と石狩川が合流します.明治・大正頃の豊平川は,東に流れて国道275号新石狩大橋付近で石狩川に注いでいました.1932(昭和7)年から1941(昭和16)年にかけて河川開削工事が行われ,雁来付近から緩く湾曲した河川になりました.


写真4 豊平川と石狩川の合流点
 右側から流れている青い水が豊平川の流れで,正面灰色の水が石狩川の流れです.


写真5 岡崎文吉氏が考案したコンクリートブロック
 豊平川と石狩川の合流点付近.コンクリートのブロックを針金でつないだもので,柔軟性があり長い風月に耐えています.


 石狩川左岸の堤防沿いに下流へ向かいました.国道337号の新札幌大橋を渡って石狩川の右岸に出ました.


写真6 札幌大橋から上流を見る
 見事なトラス橋は,JR学園都市線の石狩川橋梁です.


 石狩川の現世堆積物を見ることのできる場所はいくつかあります.JR石狩川橋梁の右岸付近にも堆積構造を持った砂層が露出しています.


写真7 石狩川橋梁と札幌大橋の間の堆積物層
 崖の下の方に見える縞状の部分が河川堆積物と考えられます.上の方は盛土でしょう.中央付近のオーバーハングした崖にツバメが巣を作っています.
 向こうの橋が札幌大橋で4車線化のために新しい橋の工事をしています.


写真8 巣に出入りするツバメ
 盛土の部分に巣穴があります.親ツバメが巣に帰ってくるのは周期があるようで,多いときは蚊柱が立つように群れています.

 
 石狩川橋梁から当別川までの堤外地(堤防の川側)は,石狩川公園となっています.北海道開発局が「石狩川下流当別地区自然再生事業」として水と生き物の郷を作ろうと整備しています.堤外地に残された旧河川を利用しています.この付近の河床面の標高は2m以下でしょう.


写真9 石狩川公園の旧河川
 現在の石狩川右岸に残された河川跡です.遠くにJR 石狩川橋梁が見えます.水の色は本流と同じく泥色です.



写真10 当別川右岸の湿地
 向こうの水面は石狩川の本流です.


写真11 当別川と石狩川の合流点
 左から流れ込んでいるのが当別川です.水の色はどちらも泥色です.