第13回歴史地震史料研究会 ― 2025/11/29 15:00
2025年11月23日(日)12:55〜17:10分まで表記研究会の発表会がオンラインで開かれました。
プログラムは次のようです。
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研究発表 13:00~14:00 セッション1
・齋藤瑞穂・鈴木正博 :仙台湾弥生土器編年と地震津波研究― 仙台湾最古の水田経営と松島湾の縄文/弥生貝塚形成論 ―
・前沢響暉 :遠江国白須賀の「湊」と明応地震
・松岡祐也 :織豊政権期における京都の地震と祈祷
研究発表 14:15~15:35 セッション 2
・矢田俊文 :年代記「横越島旧事記」に関する一考察― 1670 年越後蒲原地震を中心に ―
・片桐昭彦 :近世佐渡の年代記と地震
・西山昭仁・石辺岳男・片桐昭彦 :近世佐渡における被害地震の検討
・原田智也・西山昭仁・石辺岳男 :京都・奈良において有感となる地震の震源・マグニチュードの検討 ― 日記史料中の有感記録の活用に向けて ―
研究発表 15:50~17:10 セッション 3
・原 直史 :1828 年 越後三条地震における村上藩の対応について
・原田和彦 :地震と複合災害 ― 飛越地震を中心に ―
・岡崎佑也 :鯰絵にみる安政期の災害認識~鯰絵に描かれた他の地震の「鯰」について~
・中村 元 :20 世紀前期日本の地方測候所における地震の「管内観測」について
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私が興味を持った発表を紹介します。
<齋藤瑞穂氏・鈴木正博氏>
仙台市の沓形遺跡では弥生中期に遺跡が少なくなります。中期中葉に発生した津波で埋積されたと考えられます。水田の畦の断面に砂層があります。
松島湾沿岸は遺跡が密集していて弥生時代前期までは連続していますが、中期に中断しています。
弥生中期初頭(紀元前400年頃と考えられる)に二度の津波があり、突発的な環境変化が起きたと考えられます。
<原田和彦氏>
地震による複合災害は火災、土砂崩落、津波などがあります。
1858年4月9日に飛越地震が発生しました。同じ月の23日には大町地震が発生しました。1847年5月8日には善光寺地震が発生しました。
常願寺川で山崩れが発生し、山が鳴動して堰止め湖が決壊したとされています。
<感 想>
史料を読み解いて、そこから地震の規模、被害状況を探り出すのは大変な労力を必要とすると思います。
これらの成果が生かされて、住民の防災意識の向上に繋がると良いと思いました。
なお、歴史地震史料研究会は新潟大学 災害・復興科学研究所が主となって行っている研究会で、歴史地震研究会とは別組織です。
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