デニー知事トークキャラバン in 札幌 ― 2019/11/20 20:45
沖縄県の玉城デニー知事の講演会に行ってきました。
2019年11月19日(火)、19時から21時まで、札幌市の教育文化会館の大ホールで行われ、1,100人の会場は、ほぼ満席でした。主催は沖縄県です。
案内チラシにもあるように、「沖縄の声を聞き、皆で考えてみませんか?」というのが、このトークキャラバンの基本姿勢です。司会とトークセッションのコーディネーターは、新外交イニシアティブの猿田佐世氏でした。
案内チラシにもあるように、「沖縄の声を聞き、皆で考えてみませんか?」というのが、このトークキャラバンの基本姿勢です。司会とトークセッションのコーディネーターは、新外交イニシアティブの猿田佐世氏でした。
写真1 講演する玉城デニー沖縄県知事
最初に沖縄県の職員の方が、現状報告を行いました。
この方は、普天間飛行場のすぐ近くにある緑ヶ丘保育園、普天間小学校に通っていました。
沖縄の歴史、在日米軍専用施設の7割が沖縄にあること、普天間飛行場返還の歴史、辺野古移設の経緯、辺野古移設に反対する理由などについて述べました。
現在、埋立工事の進行状況は、水深の浅い南側の辺野古側から進められていますが、埋め立て土砂量で1.0%しか進んでいません。北の大浦湾側では国内で施工例のない軟弱地盤対策が必要です。
玉木知事は、この日、北海道の民放に出演したことを述べました。米軍のオスプレイの運用が北海道でも2020年度から始まることを憶えておいて欲しい。
次に、首里城の火災について述べました。沖縄は、琉球王国450年の歴史があり、首里城は沖縄県民にとっては心の拠り所でした。対策本部を立ち上げ復興させるとのことです。
沖縄の問題は、日本の問題であり、自分ごととして考えて欲しい。主権者として今の政治を変えていくことが大事です。
玉城氏は、父親がアメリカ人、母親が日本人です。2歳の時、父親のいるアメリカへ行こうと考えましたが、母親は小さい玉木市のことを考えアメリカに行くことを諦めて、日本で過ごすことにしました。2歳から10歳まで親戚の家に預けられました。
最初に沖縄県の職員の方が、現状報告を行いました。
この方は、普天間飛行場のすぐ近くにある緑ヶ丘保育園、普天間小学校に通っていました。
沖縄の歴史、在日米軍専用施設の7割が沖縄にあること、普天間飛行場返還の歴史、辺野古移設の経緯、辺野古移設に反対する理由などについて述べました。
現在、埋立工事の進行状況は、水深の浅い南側の辺野古側から進められていますが、埋め立て土砂量で1.0%しか進んでいません。北の大浦湾側では国内で施工例のない軟弱地盤対策が必要です。
玉木知事は、この日、北海道の民放に出演したことを述べました。米軍のオスプレイの運用が北海道でも2020年度から始まることを憶えておいて欲しい。
次に、首里城の火災について述べました。沖縄は、琉球王国450年の歴史があり、首里城は沖縄県民にとっては心の拠り所でした。対策本部を立ち上げ復興させるとのことです。
沖縄の問題は、日本の問題であり、自分ごととして考えて欲しい。主権者として今の政治を変えていくことが大事です。
玉城氏は、父親がアメリカ人、母親が日本人です。2歳の時、父親のいるアメリカへ行こうと考えましたが、母親は小さい玉木市のことを考えアメリカに行くことを諦めて、日本で過ごすことにしました。2歳から10歳まで親戚の家に預けられました。
多様性が大事だということ、民主主義的に議論して物事を決めていく大事さを学びました。
2018年8月8日に翁長前知事が逝去して知事選挙に出ることになりました。「天は正論に信念と勇気を与える」をモットーに選挙を戦いました。
日米地位協定は不条理です。この協定によって、米軍に対する国内での日本の管理権が奪われています。2020年は戦後75年、沖縄復帰48年です。
会場からの質問に玉木知事が答えました。
会場からの質問に玉木知事が答えました。
写真2 トークセッションの様子
左から、玉木知事、猿田氏、下郷氏、長谷川氏、保坂氏、手話の方です。トークセッションでも、意見を押し付けないという姿勢が貫かれていると感じました。
この後、若者2人と北海道新聞の長谷川 綾記者によるトークセッションが行われました。
会場を出たのは午後10時頃になっていました。色々と考えさせられる講演会でした。同時に、自分に何ができるかを、もう一度考える機会にもなりました。
以下に、当日配られた資料の表紙を示します。
左から、玉木知事、猿田氏、下郷氏、長谷川氏、保坂氏、手話の方です。トークセッションでも、意見を押し付けないという姿勢が貫かれていると感じました。
この後、若者2人と北海道新聞の長谷川 綾記者によるトークセッションが行われました。
会場を出たのは午後10時頃になっていました。色々と考えさせられる講演会でした。同時に、自分に何ができるかを、もう一度考える機会にもなりました。
以下に、当日配られた資料の表紙を示します。
1 キャラバンの宣伝ビラ
2 日米地位協定についてのフライヤー(チラシ)
3 沖縄県職員の説明用冊子
この日使ったパワーポイントが載っています。
この日使ったパワーポイントが載っています。
4 沖縄から伝えたい。米軍基地の話。Q & A Book
21の質問に答える形で沖縄米軍基地についてわかりやすく解説しています。
沖縄県のホームページから下のように行くとダウンロードできます。
( ホーム>基地>米軍基地>沖縄から伝えたい。米軍基地の話。Q&A Book )
まず、この冊子を読んで、米軍基地の実態を知ることから始まると思います。
21の質問に答える形で沖縄米軍基地についてわかりやすく解説しています。
沖縄県のホームページから下のように行くとダウンロードできます。
( ホーム>基地>米軍基地>沖縄から伝えたい。米軍基地の話。Q&A Book )
まず、この冊子を読んで、米軍基地の実態を知ることから始まると思います。
5 他国地位協定について
以下の4点について、ドイツ、イタリア、ベルギー、イギリスでの現地調査の報告です。
1)受入国の国内法適用
2)基地の管理権
3)訓練・演習に対する受入国の関与
4)航空機事故への対応
これを読むと、日本が依然としてアメリカの「植民地」であると感じます。沖縄県のホームページで「他国地位協定調査について」で検索するとダウンロード画面が出てきます。
以下の4点について、ドイツ、イタリア、ベルギー、イギリスでの現地調査の報告です。
1)受入国の国内法適用
2)基地の管理権
3)訓練・演習に対する受入国の関与
4)航空機事故への対応
これを読むと、日本が依然としてアメリカの「植民地」であると感じます。沖縄県のホームページで「他国地位協定調査について」で検索するとダウンロード画面が出てきます。
6 他国地位協定調査報告書(欧州編)
全40ページの報告書で「今後の取り組」、「有識者の論評」が最後に掲載されていて読み応えがあります。
なお、4~6の冊子類は「沖縄県の地位協定ポータルサイト」からダウンロードできます。
全40ページの報告書で「今後の取り組」、「有識者の論評」が最後に掲載されていて読み応えがあります。
なお、4~6の冊子類は「沖縄県の地位協定ポータルサイト」からダウンロードできます。