大雪山系 旭岳2018/09/16 22:02

2018年9月15日,旭岳の姿見の池周辺と裾合平の途中までを歩いてきました.

去年の同じ頃,旭岳に登った時には見事な紅葉でしたので,それを期待していきました.チングルマの草紅葉はそれなりに見応えがありましたが,ナナカマドの葉が枯れてしまっていて,ちょっと寂しい秋の景色でした.


旭岳

写真1 姿見の池に向かう途中から見た旭岳

朝8時半頃です.この日は,ロープウェイの姿見駅から反時計回りに姿見の池へ行きました.天気は良く気温は暑いくらいで,風もほとんどありません.


チングルマ

写真2 チングルマの草紅葉と綿毛

姿見の池へ行く途中のチングルマの群落です.綿毛が朝日に光っています.



旭岳と姿見の池

写真3 旭岳

旭岳と姿見の池です.向かって左側の尖った小さな峰の方が高く見えますが,右のなだらかな尾根が標高2,291m の山頂です.山頂直下の壁を作っているのは,9千年前に噴出した裾合平火砕岩・溶岩で,火砕岩と溶岩が互層しているので縞々が見えます.西に開けた地獄谷は2,000年~3,000年前の爆発で出来たもので,この時に山体崩壊し岩屑なだれが発生しました.現地の説明版と最近の研究成果では異なっています.


構造土

写真4 階段状の構造土

向こう側の草の付いた斜面に階段状の地形が見えます.斜面の土砂が凍結融解を繰り返し受けると,重い石が石垣のように集まって斜面上方の細かい土砂をせき止め階段状の地形を作ると説明されています.階状土と言います.姿見の池から夫婦沼へ行く途中で見ることが出来ます.


シマリス

写真5 シマリス現る


旭岳西面

写真6 鏡池

夫婦池の北側の池です.ここでも水面に映った旭岳を見ることが出来ます.


旭岳西斜面

写真7 旭岳の西面

裾合平火砕岩・溶岩の縞模様が,はっきりと見えます.左手の崖錐斜面の中に突き出している尖った峰は東西性の岩脈です.


旭平溶岩

写真8 旭平溶岩

夫婦池から裾合平に向かう登山道を遮るように尾根をつくっている溶岩です.


旭岳北西斜面

写真9 旭岳北西斜面

裾合平火砕岩・溶岩で覆われた斜面です.頂上付近には盤ノ沢火砕岩・溶岩が分布しています.


地獄谷火山砕屑物

写真10 地獄谷火山砕屑物

鏡池のすぐ北を流れるピウケナイ第三沢(忠別川支流・ピウケナイ沢のさらに支流)の両岸に分布する火山砕屑物です.変質した安山岩など色々な礫を含んでいます.


ハイマツと草紅葉

写真11 旭岳とハイマツと草紅葉


ナナカマド

写真12 葉が枯れてしまったナナカマド

多くのナナカマドは,葉が枯れて黄褐色になっていました.例年のような見事な紅葉は見られませんでした.



コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://geocivil.asablo.jp/blog/2018/09/16/8961257/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。