本の紹介:歴史的大規模土砂災害地点を歩く2018/06/24 16:18

歴史的大規模土砂災害地点を歩く

井上公夫,歴史的大規模土砂災害地点を歩く.丸源書店,2018年6月.


地理院地図で北小谷(きた・おたり)付近の姫川河床を見ると異様な平地が広がっています.これは,1502年の越後南西部地震によって下流右岸にある真那板山が崩壊して天然ダムが形成された名残だそうです.

さらに,この平地の上流末端付近左岸には浦川があり,その源頭部に稗田山の大崩壊地があります.

大規模な土砂移動が,地形をつくっていることが実感できます.


この本では,井上氏が文献調査を行い現地踏査を行った大規模土砂災害地点が30箇所紹介されています.

図と写真はカラーで,2万5千分の1地形図で場所を示しているので,この本を持って現地を歩くことも出来ます.


値段が6,000円(税別)と,ちょっと高いですが,内容は十分に値するものとなっています.

なお,「いさぼうネット」( https://isabou.net )の「大規模土砂災害地点を歩く」の「新刊案内」のサイトに行くと著者割引で購入できます.




コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://geocivil.asablo.jp/blog/2018/06/24/8902240/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。