小湊鐵道 ― 2017/12/18 18:12
小湊鐵道は,房総半島の内房線・五井駅から養老川に沿って内陸を縦断している鉄道です。上総中野駅が終点ですが,その先は,いすみ鉄道となって外房線の大原駅まで繋がっています。両方を合わせて房総半島を斜めに横断する路線です。
小湊鐵道では ICカード乗車券は使えません。内房線の五井駅で降りたら階段を上がって左に行くと小湊鐵道の3番線ホームに行けます。ホームに降りる手前にICカードの簡易改札機があります。おばさんが,1日フリー乗車券や2日間有効の五井-養老渓谷往復割引乗車券を売っています。
小湊鐵道は,上総牛久までは1時間に1本以上の便がありますが,その先は2時間に1本程度となるので途中見学する場合は,ある程度計画をつくっていかないと脱出できなくなる可能性があります。
小湊鐵道の名前の由来は,小湊山誕生寺への参詣輸送などを目的としたことから命名されたとのことです(小湊鐵道のサイトより)。上総中野から南下して安房小湊まで行けるようにする予定だったのでしょう。
写真1 小湊鐵道,五井駅の改札口
改札口には人はいません。左に券売機があり,奥では,おばさんがフリー切符などを売ってくれます。この手前にICカードの簡易改札機があります。内房線の改札口は,この後ろにあります。
写真2 上総牛久駅
ここまでは結構本数があります。
写真3 満艦飾の列車
たまたま乗った便です。お客さんに喜んでもらおうと色々工夫をしています。
写真4 月崎駅
朝8時前です。前の晩は養老温泉に泊まり,養老渓谷駅7時35分発の便でやってきました。小・中・高校生が一緒でした。
駅前のお店で朝飯のあんパンと飲み物を買い,歩いて「チバニアン」露頭へ向かいました。店のおばさんは,要領良く道を教えてくれました。
写真5 上総大久保駅
左手の桜の木の向こうが駅舎ですが,どこに駅舎があるか分からないほど,こぢんまりとしています。白い建物は便所です。駅舎は古いままですが,どの駅もトイレはきれいです。
写真6 上総大久保駅に列車が来ました
「チバニアン」露頭から県道・清澄養老ラインを歩いて上総大久保駅に来ました。午前10時40分発の便に間に合いました。
写真7 頑張る小湊鐵道
小湊鐵道は大正6(1917)年に設立されました。今年で100年になります。五井と里見の間の営業を開始したのは大正14(1925)年です。
上総大久保駅に張られているこのポスターには,次のように書かれています。
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THANKS
100年の夢を見た。いま、100年の夢を見る。
逆開発はじめました。
今から5,000年以上前、この辺りでは縄文人が自然との共同生活をはじめました。養老川の大いなる恵み、雑木からの食糧確保、燃料(火)としても活用していたことでしょう。われわれ現代人は進化したのでしょうか。自然との共存なしにこれからの暮らしは成り立つのでしょうか? こたえは逆開発の先にある!のかも・・・。小湊鐵道養老渓谷駅前は雑木が茂る森になります。トリが歌い、チョウが舞い、ヒトが集う。まずはじめてみました!
SATOYAMAは
懐かしい未来です。
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