本の紹介:北の学芸員とっておきの《お宝ばなし》2016/12/16 11:30


北の学芸員
北海道博物館協会 学芸職員部会編,北の学芸員とっておきの《お宝ばなし》 北海道で残したいモノ 伝えたいコト.2016年11月,寿郎社.

 北の学芸員達が,ブログで公開している記事をもとにした本です.
 ( http://www.hk-curators.jp )
 テーマごとに章をたて,全49項目からなっています.

 「第1章 謎を秘めた北海道の生き物たち」では,イトウ,ニホンザリガニ,エゾタンポポとシコタンタンポポ,ウミミズカメムシなどが紹介されています.
 「第2章 プレート衝突が生み出した大地に眠るもの」では,日高山脈の世界的な位置付け,日高「ヒスイ」,むかわ町の恐竜化石,アンモナイトが紹介されています.

 そのほか,漂着貝類から海洋環境を探る話,マルセイバターサンドの話,八雲発祥の木彫り熊,北見市にある日本最大級の茂吉資料,厚沢部のシシ踊り,絵馬で見る道内各地の義経伝説,人とエゾシカの関係,押型文土器(おしがたもん・どき),ニシン釜はどこでつくられていたか,富良野の古い建物など,いろいろな面白い話題が語られています.

 気楽に読めて,「へぇ〜〜!」と思うような内容が満載の本です.


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