本の紹介:旅をする木2016/10/24 11:03



旅をする木
星野道夫,旅をする木.1999年3月,文春文庫.

 今年は,星野道夫が1996年8月8日に亡くなって20年です.

 NHKBSプレミアムで「星野道夫 没後20年“旅をする本”の物語」という番組が,今年3月に放送されました.
 星野道夫の「旅をする木」という本が,いろいろな人の手に渡り世界中を旅をしたというドキュメンタリーでした.この本が,人から人へと渡っていく途中,ある人が「木」に横棒を足して,「本」に変えたのです.

 この番組を見て,「旅をする木」を読みました.こんな文章を書くことができたら良いのにと思います.文章が優しく,情景や登場する人たちの様子が目に浮かんでくるのです.内容は,経験に裏打ちされた深いものとなっています.

 星野道夫の最後が衝撃的だったため,「動物写真家」と簡単に言われることがありますが,アラスカ大学野生動物管理学部に4年間留学したり,アラスカのインディアンの村で生活したりと様々な経験を積んでいます.そこから得られた考えを優しい言葉で記しています.

 「旅をする木」は,星野道夫の人生観というか世界観が良くわかる本です.

参考HP
Michio Hoshino
< http://www.michio-hoshino.com/index.html >


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